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2018.06.06

地域事情 英語学習

地域格差くっきり! 中高生の英語力

生徒の英語力は上がっているのか

「これからの時代は英語力が大事」と、もう何十年も前から言われていますね。実際のところ、今どきの中高校生はどのくらい英語力が身についているのでしょうか。

文部科学省は「英語教育によって目指すレベル」を示すために、欧州評議会が開発した語学力のものさしであるCEFRを基準としています。ただこれではちょっと私たちにはピンと来ませんね。

わかりやすく英検でいうと、これまでは中学卒業までに英検3級、高校卒業までに英検準2級のレベルに達することを目指してきました。

では、実際の状況はどうでしょうか?

平成29年度の調査結果によると、

 

中学校3年生で英検3級以上相当の英語力を有すると思われる生徒数 40.7%
高校3年生で英検準2級以上相当の英語力を有すると思われる生徒数 39.3%

 

となっています。

前年度比で見ると、中学校では4.6%増加、高校では2.9%増加。つまり、英語教育改革の一定の成果は出ていると考えられます。

地域間の格差、なんと2倍!

全体で見れば着実にレベルアップしている日本の英語力。ただし気になるのが、地域間での格差です。

都道府県・政令指定都市別の調査によると、

 

中学校3年生で英検3級以上相当の英語力を有すると思われる生徒数が

多い地域

福井県62.8%

さいたま市58.9%

横浜市54.0%

少ない地域

島根県30.5%

浜松市28.0%

堺市27.6%

 

高校3年生で英検準2級以上相当の英語力を有すると思われる生徒数が

多い地域

福井県52.4%

富山県49.1%

兵庫県45.3%

少ない地域

佐賀県・福島県33.2%

高知県31.7%

宮城県27.9%

 

となっています。

地域間の格差が非常に大きく、中学・高校ともになんと2倍程度の差があることがわかります。

 

調査参照:「平成29年度英語教育実施状況調査 都道府県別調査結果」

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/04  /06/1403469_06.pdf

 

地域事情に合った学習が重要

地域間でこれほど差がついている理由は様々ですので、一概には言えません。ですが例えば、中学・高校ともに英語力が高い福井県は、公立高校入試の際に英検を取得していると当日の学力検査の結果に加点(3級で5点・準2級で10点・2級以上で15点)されます。こうした事情もあって英検取得率が高いとも考えられます。

地域全体でこうした取り組みをしている地域は、結果的に成果が出ていると考えられます。

 

今後はこうした地域間の格差を埋めていくために、全国様々な地域の状況を見た上での学習が重要となってきます。

 

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