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2022.06.01

その他

文庫本フェアで素敵な読書体験を

秀英予備校社員がオススメする特別仕様の文庫本

学校や塾の先生から、「本を読もう」と言われることは珍しくないと思います。そんなとき、皆さんはどう感じますか? 中には、読書に苦手意識を持っている方もいるでしょう。何を読めば良いのかわからない、興味が湧かない。そういった風に困ってしまう方もいるのではないでしょうか。
 
読書にはまるきっかけは、何でも良いのです。難しく考えず、シンプルに本の見た目から選んでみるのもひとつの手。今回ご紹介するのは、本の美しさに魅了されて、文庫本を大人買いした秀英予備校の社員の体験談です。

 


毎年、夏になると書店で、「夏の100冊」などと銘打たれた文庫本フェアが開催されます。名作が書店の目立つところに飾られ、独自のカバーが用意されていることもあります。また、栞やグッズなどのプレゼントも嬉しいポイントです。
 
その中で、私が毎年楽しみにしているのが、新潮文庫の「プレミアムカバー」仕様の文庫本です。初めて見かけたのは、2008年でした。2010年には、三島由紀夫の「金閣寺」が金色、川端康成の「雪国」が銀色、夏目漱石の「こころ」が白色、「江戸川乱歩傑作選」が黒色、太宰治の「人間失格」が紫のカバーにそれぞれ包まれて書店に並んでおり、ひときわ目立ちました。あまりのきれいさに、思わず手に取り、全冊買って読みました。
 
数年ぶりに読んだものもあれば、初めて読むものもありましたが、名作と呼ばれる本と作家の凄さを感じるとともに、時代が違っても変わらない人の営みがあると感じました。共感できることや、感銘を受ける言葉や登場人物の生き方、教訓となることなど、たくさんの発見があります。わくわくして、ページをめくる手が止まらない本ばかりです。
 
30歳を過ぎてからの読後感は、学生の頃とは少し違っていました。逆に、中学生や高校生の多感な頃に優れた文章を読んでいれば、自分の人生や考え方も少しは変わったのではないかとも思います。明治や昭和といった異なる時代の人々、海外の人々の暮らしを感じることもできます。美しい日本語の表現や、素敵な翻訳に出会うこともあります。また、これらの本をきっかけにして好きになった作家がたくさんいます。
 
私にとって、まだ知らない作家の知らない作品を紹介してくれる「夏の100冊」。毎年、持っていないものや読んでいない本を買い足しては、本棚に並べています。今年も、もうすぐ文庫フェアの季節になります。今年も、どの作家のどの作品が「プレミアムカバー」になるのか楽しみです。
 
皆さんも、ぜひ読書のきっかけに書店で本を探してみてください。まずは、自分自身でこれだと思う1冊を選ぶことから始めてみてください。私のように、「カバーの色」で決めるのも良いでしょう。素晴らしい本との出会いで、皆さんの今後の人生が少しでも豊かでより良いものになりますように。
 
最後に、私のコレクションの一部をご紹介します。
 

 
どうです? 思わず手にしてみたくなる美しさではないですか?
 

文:教務課スタッフ T

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