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2022.07.29

中学生向け 小学生向け 英語学習

【英語】誤解しているかも!? comeとgoの正しい使い分け

「来る」ならcome「行く」ならgo……ではダメ!


comeとgo
英語の動詞の中でもっとも馴染み深いと言ってもいい単語ですが、皆さんはきちんと使い分けができていますか?
そんなの簡単だよ!という人も、実は正確な意味で理解できていないかもしれません。
以下の解説で、確かめてみましょう。

 


 

「来る」ならcomeで、「行く」ならgo
そのように覚えた人は少なくないと思いますが、それではcomeとgoの正しい使い分けはできません。

 

come と go が表す意味
come
① 話し手である自分のところに「来る」こと
② 聞き手である相手のところへ「行く」こと

 

go
自分のところでも相手のところでもない「他の場所へ行く」こと

 

例をいくつか見ていきましょう。

 

[例1]
Mother:Tom, breakfast is ready.
Tom  :今、行くよ!

 

この場合「行く」だから、I’m going!……とはなりません。
トム(Tom)は母親、つまり相手のところへ行くという意味であるためcomeを用いて、
I’m coming!
となります。(「comeとgoが表す意味」のcomeの②のパターン)

 
 

[例2]
明日、私の家に来てください。

 

これはわかりますね。話し手のところに「来る」ように依頼する表現ですからcomeを用いて、
Please come to my house tomorrow.
となります。(「comeとgoが表す意味」のcomeの①のパターン)

 
 

[例3]
私は明日、彼女に会いに行きます。

 

これもわかりますね。
自分のところでも相手[聞き手]のところでもない他の場所である「彼女」のところへ行くという意味ですからgoを用いて、
I’ll go to see her tomorrow.
となります。

 
 

最後に、この例はどうでしょう。

 

[例4]
私は明日、あなたの家へ行きます。

 

もう、わかりますね。聞き手である相手のところへ行くという意味であるためcomeを用いて、
I’ll come to your house tomorrow.
となります。

 

日本語の「来る」「行く」に合わせるのではなく、行き先が自分または相手のところなのか、それとも自分と相手以外のところなのかによってcomeとgoを正しく使い分けられるようになりましょう。

 

文:教務課スタッフ M

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