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2020.09.14
高校生向け
【英語】第2文型[SVC]と第3文型[SVO]を見分けるには?
SVに続く要素と主語の関係で判別
英語の動詞を辞書で引くと、“自動詞”“他動詞”という言葉が出てきますよね。
この2つは何が違うのかというと、以下のように分けることができます。
自動詞:後ろに目的語(O)を必要としない
他動詞:後ろに目的語(O)を必要とする
そのため、自動詞がとる文型は[SV、SVC]、他動詞がとる文型は[SVO、SVOO、SVOC]と決まってくるわけです。
まずは、このことをしっかり押さえてください。
では、ここから第2文型SVCについて見ていきましょう。
第2文型を第3文型SVOと比較すると、次のようになります。
SVC ⇒ SV+名詞・代名詞・形容詞
SVO ⇒ SV+名詞・代名詞
ここから、[SV+形容詞]であれば第2文型で確定、ということがわかりますね。よって[SV+形容詞]は「S=形容詞」と訳せばOK。
では、SVの後が名詞・代名詞だった場合、第2文型と第3文型のどちらなのか判別するには、どうすればよいでしょうか。
答えは、SVの後にくる要素とS(主語)の間にイコールの関係が成り立っていればSVC、成り立たなければSVOとなります。
例文を使って説明しましょう。
前半のI’m a university student.を見てみると、主語のIとa university studentには、私=大学生というイコールの関係が成り立ちます。
よって文型はSVC(第2文型)となり、「私は大学生です」と訳せるわけです。
一方、後半のI study medicine.はどうでしょうか。
medicineは「医学」という意味です。「私」と「医学」では、イコールの関係にはなりませんよね。つまり、文型はSVO(第3文型)。「私は医学を研究しています」という意味になるのです。
それでは、次の文はどうでしょうか。
前半のHe turned the keyですが、He(彼)とthe key(カギ)にイコールの関係は成り立ちません。よって文型はSVOとなるので、意味は「彼はカギを回した」です。
後半のthe box sprang openは、openが形容詞なのでSVC。
第2文型は「S=C」と訳せばよいので、「the box=open」つまり「箱が開いた」となります。
では、sprangはどう訳せばよいでしょうか。
この動詞の原形はspring。名詞では「春」という意味ですが、動詞では「パッと~する」という意味になります。
よって、文全体の意味は、「彼がカギを回すと、その箱はパッと開いた」です。
余談ですが、springにはもともと「パッと飛び出す」という意味があり、そこから「春」「バネ」「泉」といった意味も生まれました。
こういった本来の語義を押さえておくと、そこから様々な意味が派生していることがわかります。つまり単語を覚える上で、もともとの語義というのはとても重要なのです。
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