可算名詞は“数”、不可算名詞は”量”

eggは可算名詞ですか？　それとも不可算名詞でしょうか？

答えは、「可算名詞の時もあれば、不可算名詞の時もある」です。

（ ）にはeggsまたはeggのどちらかが入ります。

どちらの方が自然な文になるでしょうか？

eggsの場合は可算名詞、eggの場合は不可算名詞として扱っていることになります。

この2つの違いをどのように考えれば良いか。

簡単に言ってしまうと、可算名詞は「数」の話をしています。

可算名詞のeggならば、パックに詰められてスーパーで売られている状態の卵です。これは1個、2個、3個というように、数えられますよね。

そのため先ほどの文にeggsを入れると、鶏が産んだ状態のままの卵が何個もネクタイにくっ付いていることになります。明らかにおかしいですよね。

一方、不可算名詞は「量」の話です。

不可算名詞のeggであれば、スクランブルエッグなどのように量で測る状態の卵を表します。

よって、問題文に不可算名詞のeggを入れると、卵でネクタイが汚れてしまった状態を思い浮かべることができるわけです。

このように、可算名詞は「数」、不可算名詞は「量」と考えると、様々な名詞の識別がやりやすくなります。