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2020.09.02
中学生向け
【歴史】フランシスコ・ザビエルとアンジロウの出会い
ザビエルが日本に渡来するきっかけを作ったアンジロウとは?
フランシスコ・ザビエルは1549年、日本にキリスト教を伝えた宣教師です。
ザビエルが所属していたイエズス会という組織は、もともと日本でキリスト教を広めるためにヨーロッパを出発したわけではありませんでした。
東側にイスラム勢力がいたため西へ向かい、ブラジルを植民地にした後、インドに到着。
そして東南アジアへ向かうのですが、ここで運命的な出会いがありました。ザビエルと日本人アンジロウとの出会いです。

彼は人を殺めてしまい、逃亡中の身でした。
しかし、深い罪の意識を抱えていたため、その罪を告白するためにザビエルのもとを訪れます。ザビエルは、このとき初めて日本という国を知りました。
アンジロウは彼の故郷である鹿児島へと、ザビエルを案内します。
そして、日本での布教活動を開始したのです。
東南アジアでのアンジロウとの出会いがなければ、ザビエルが日本で布教活動をおこなうことはなかったでしょう。
ちなみに、有名なザビエルの肖像画で彼は特徴的な髪形をしていますが、あれはカトリック教徒の髪形で、彼固有のものではありません。
もっといえば、あの肖像画はザビエルの死後、数十年後に日本人が「宣教師ってこんな髪形だったよな」という風に想像を加えながら描いたものです。
実際のザビエルはもっとフサフサだったかも…という説もあります。

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