静岡県内の公立中学校で一斉に行われました実力テスト、『第１回静岡県学力診断調査』。
早速問題を解いてみました。
今回、このサイトでは、一般的に講評者の少ない国語を分析します。
（講評　清水本部　国語専門　鈴木孝弘）

大問一　漢字
ここは得点源にしたいところです。奇をてらった出題はありませんでした。

大問二　説明文
もしも人間が光合成できたら、というあまり例を見ない展開のため、読み取りに手間取ったかもしれません。ただ、ほとんどが本文中の言葉を使って答えられる問題でしたので、授業時に再三触れてきました「設問チェック」「本文チェック」「接続詞チェック」などをしっかり行っていれば概ね解けたでしょう。高得点を狙う場合、問七が完答できたかがポイントです。

大問三　文学文
こちらは、説明文と違って本文から抜き出せない問題も多かったので難易度は上がります。
問四、六、七はストーリー展開を踏まえて「まとめる力」が要求されます。この３題でどれだけ得点できたかがポイントです。問八は抜き出し問題にもかかわらず、解答例が3か所から。つまり３パターンもありました。これはいかがなものでしょうね……。真面目な生徒はその3つのどれが正答だろうかと、余計に時間を使ってしまったかもしれません。
ここで触れていない問題は、基本問題として全部正解したいところです。

大問四　言葉に関する問題・作文
新傾向の問題でした。（過去の全国学力調査には似たような問題がありました）が、かなり簡単でしたね。作文も例年通りのレベルでしたので、ここで10分ほどの解答時間が残っていれば十分に解き切れたのではないでしょうか。

上位高校を目指す生徒は40点がひとつのラインかな、と思います。
11月末にある第2回学力調査に向けては、古文も出題されますので、より一層の対策が必要です。秀英ではふだんから国語の授業に大変力を入れていますし、使用教材も国語だけで3冊あります。まだまだ力を伸ばしていきます。ともに頑張りましょう。

5教科総合での志望校別合格可能ラインや清水地区全中学校内での得点分布、上位者割合などは、9月12日（日）の学調分析会【塾生・夏期生限定】でご説明します。

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