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2021年05月23日
進路指導あるある
こんにちは。
名古屋校進学アドバイザーの横井です。
名古屋校のスタッフの特性として
あるあるを言いたがるということが挙げられます。
私も例に漏れず早く進路指導あるあるを言いたいので、
早速参りたいと思います。
大学入試、マラソンに例えられがち
「受験は長期戦」
「ペース配分が大事」等、
ベテランの進路指導の先生が言いそうですね。
長く苦しいが勝ち取った時の喜びが大きいなど、
なんとなくわかるような気もします。
試しに「大学入試 マラソン」でググったら55万件以上ヒットがありました。
ただ、実はそこまで長距離を走った経験のある人はいないので、
「なんとなく大変そう」
くらいのイメージではないんでしょうか。
そこで今回は
「大学入試とマラソン似ている説」
が正しいかどうかについて検証してみました。
<似ているところ>
①目標を設定する
マラソンならこのレースを完走したい・入賞したい・タイムを更新したいという設定します。
飛び入りで参加することは不可能ですし、下手したら命にかかわります。
大学入試でも「この大学に合格したい」という目標をもつことから始まります。
大学ならどこでもいい、というわけにはいきませんし
そもそも十分な準備をせず受験するのは無謀すぎます。
②長期計画で基礎体力をつける
マラソンはいきなり42.195キロを走る練習をするのではなく、段階的に力をつけていくことが重要です。
目標タイムに必要なトレーニング、そのトレーニングに耐えるためのトレーニング、など逆算していく必要があります。
大学入試もいきなり過去問を解ける人もいないので、
過去問を解くための練習問題、その問題を解くための知識・技術の獲得、といったように
今の時期にあった学習をしていく必要があります。
③自己分析・目標の研究をする
自分の今のタイムと目標タイムのギャップを考えたり、距離が長い・坂が多いなど
状況に合わせて必要なトレーニングを行ったり、必要な装備をそろえたりするところは
大学入試でいえば今の学力にあった学習のメニューを決めたり、
配点や出題傾向に合わせて参考書や問題集をそろえたりすることと重なります。
④調整する
トレーニングを通じ、順調に準備が進んでいるかの確認も重要です。
問題があればメニューを変える・場合によっては目標を変えることもあるかもしれません。
受験勉強も同じで、成績や得意不得意によって勉強方法を変えたり、
志望校や受験方式を変えていくことも戦略の一つとなります。
⑤モチベーションを保ち、習慣化する
トレーニングや食事の節制などは当然苦痛・負担を伴います。
しかも、やめたらすぐに力が落ちてしまいますので、
本番よりも手近な目標を立てて、一つ一つクリアして達成感を得ながら続けていく必要があります。
また、生活の一部として特に意識しなくても行えるようになれば最高です。
受験でも日々の学習難易度や量のハードルを低めに設定し、
常に前進している感覚を得ながら行っていくこと、
復習や反復学習はルーティンワークとすることが重要です。
⑥本番のシミュレーションが必要
マラソンではすべてフルパワーで走るのではなく、コースに合わせたペース配分が重要です。
勝負所でのスタミナ切れを防ぐため、前半は押さえて終盤でスパートをかける、等戦術を練ります。
大学入試でも満点が必要とされる試験はありません。
目安となる「合格最低点」をいかにクリアするかに主眼を置き、
ここは部分点でいい・ここはミスしたらまずい・ここに時間をかけたくない、等
実戦向けの練習を積んだ回数が多ければ多いほど有利となります。
いかがですか?
検証すると結構共通点はありましたね。
検証結果
「大学入試はマラソン並みに大変だった」
めでたく検証結果が出たところですが、
実はもう一つ上記検証に加えたいことがあります。
それは忘れられがちなことでもあるのですが、
⑦自分との闘いだが、勝つためには周囲の協力が重要である
という点です。
マラソンはもちろん走るのは自分自身で、駅伝でない限り個人戦で自分の頑張り=結果です。
ただ、①~⑥の内容をすべて一人でやらなければいけないということはなく、
プロのアスリートであれば技術的・精神的に助言を受けるコーチや練習設備など環境を万全にして臨みます。
大学入試も試験は自分で受けなければいけませんが、
そこに至るまでの準備で人の手を借りていけないというルールはありません。
むしろ本番で後悔しないように可能な限りのサポートは受ける方が合格の可能性は上がります。
何よりも、くじけそうになった時に叱咤激励してくれる存在というのが何よりも力となります。
秀英では
教師・進学アドバイザーという受験のプロが常駐し、
自習室・質問対応・貸出書籍という万全の環境で
目標設定・分析・調整・シミュレーション・管理を高校1年生から最後の本番までサポートしていきます。
本科生のみなさんは安心して入試という42.195キロを走りぬきましょう!
実はもう一ついいたいあるあるがあったのですが、
流石に長すぎて誰も読まないと思うので次回(あれば)に
回したいと思います。
今回も気づいたらすごい量になっていて自分でもちょっと引いてます。
また、何か受験のことで検証してほしい説がありましたらぜひぜひ
お声がけください。
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