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2021年04月27日
「私、理科全然好きじゃないんです…。」
こんにちは、本間です。
タイトルのセリフは先日、ある中3から言われました。
その日は授業の始まりに、持参したSF小説を紹介しておりました。
理科に限らず、教科を好きになるきっかけってありますよね。
私はとにかく本、小説でした。
例えば、養蜂が登場するファンタジー小説で生物を、
三国志や幕末を舞台にした歴史小説で歴史を、私は大好きになりました。
ただ、社会人になってから読んだ本で、後悔もあります。
例えば、人生で初めてのSF小説で、物理・化学・地学といった科目がたどりつく先を垣間見た時、
「すごすぎる、理系が築く未来!なんでこっちの道にすすまなかったんだ!」と、思わず頭を抱えました。
他にも、ジャーナリストや企業買収に関する小説を初めて読んで、
経済学や経営学といった学問に強い関心を持つようになったんです、社会人になってから。
(これ、中学、高校の時に読んでいたらなあ…。)と、思わずにはいられませんでした。
もちろん、社会人になってからじゃ取り返しがつかないわけはないです。
でも、もしこの本ともっと早く出会っていたら…なんて、たらればを考えてしまうほど、
強いきっかけになった小説が、私にはあります。
冒頭の理科が好きじゃない生徒も、その日紹介したウィルスパンデミック系の小説を読んでみますと言ってくれました。
同じ轍を踏まないで、何かのきっかけになってくれー!と願うばかりです。
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