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　どんな領域でもたびたび見かけるキーワード

　「　努　力　」

　難しいですよね。

　「努力」を「する」ということもそうですけど
　「努力」という言葉のもつ「意味」を理解することも、
　「努力」に対する「答え」を導き出すことも。

　実は、この間、とても印象的な「努力論」を見たんです。

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　『好きだからやってるだけよ、で終わっといた方がええね。

　　これが報われるんだと思うと良くない。

　　こんだけ努力してるのになんで？

　　ってなると腹が立つやろ』

　日本が誇るお笑いタレント、明石家さんまさんの名言です。

　『努力は報われると思う人はダメですね。

　　努力を努力だと思ってる人は大体間違い』

　と、努力論をバッサリ切り捨てていました。
　ある意味ショックでした。
　でもこの話には先があったんです。

　『人は見返り求めるとろくなことないからね。

　　見返りなしでできる人が一番素敵な人やね』


　確かに「報われる」という言葉は、
　自分から成果をつかみ取りに行くというよりも



　「ほら、これだけ努力したんだから、

　　それに見合った成果をちょうだいよ」


　っていう感じ。
　見返りを求めてしまっているようなニュアンスがあります。


　人間、見返りを求めるようになると、
　中々上手くいかなくなるものです。

　「俺の方が努力してるのに、なんであいつが…」
　「あんだけ努力したのに、
　　　なんで誰も評価してくれないんだ！」

　そういった負の感情が出てきてしまいます。

　人は、
　「ある人がどれだけ努力しているか」
　を正確に判断するのは苦手ですが、
　「ある人がどれだけ負の感情をもっているか」
　は結構分かってしまいます。

　見返りを求めだすと、人が離れていってしまう。

　だから、「努力は必ず報われる」なんて考えない方が良い。

　「報われるとわかっていてやる努力は
　　ただの損得勘定」ってことですね。

　何十年と多くの方々を笑わせ続け、
　そして誰よりも自分自身を楽しませてきたであろう
　さんまさんの発言だからこそ、
　スッと納得できてしまう言葉でした。

　さて、皆さんの努力論は？