SCHOOL蟹江駅前校

蟹江駅前校 校舎ブログ

いいね! 5

  • iD予備校

2021年03月15日
【新中3生必見!】令和3年度公立高校入試分析

こんにちは、蟹江駅前校の長谷です。

今年度の入試はコロナウイルス感染症による休校措置の影響により、基礎・基本的な問題が多く出題されるということが事前に発表されていました。

全ての問題が基礎的だったわけではありませんが、比較的解きやすい問題も多くあったかと思います。各科目ごとに中身を見ていきましょう。

英語

愛知県入試の英語で、入試改革以降受験生を悩ませているのが大問1の英作文です。
今年はA日程でピクトグラム、B日程で道路標識が提示され、それらが伝えていることを英語で説明することが求められました。
この英作文の問題は、自分の頭で考えている自然な日本語を英語に直す作業が難しく、多くの受験生が「書きたいことはわかるけど書けない」という状況に陥ってしまうものです。
英語を武器にしたい生徒の皆さんは秋以降、英作文の問題をたくさん解き、「自然な日本語」だけではなく、それにふさわしい文法・構文を思いつけるようにしましょう。
一方でbe interested in やenjoy ~ingなどの答えやすい熟語問題や、語形変化の問題など比較的点を取りやすい問題も多くありました。
普段から基本的な文法や熟語を勉強し、英作文に拘り過ぎず、時間感覚をもって対応することが重要でした。

数学

例年通り、大問1で小問が出題されましたが、A日程B日程共に10問の出題でした。
計算問題だけではなく、関数や確率の問題も出題されましたが、基礎的な問題でしたので、いかにここで点数を落とさなかったかが合否に直結すると思います。
証明問題は昨年度に引き続き出題されず、代わりに整数の性質についての証明問題が出題されました。大学入試共通テストで必要とされる思考力を問うような問題に寄せている可能性があります。
大問3では例年通り図形の難問が出題されました。中3の最後に習う相似・三平方の定理を使いこなす必要があり、学校の授業だけではそこまでの応用問題に対応する時間が今年は特になかったかもしれません。


国語

全体として例年通りの難易度であり、出題形式も変わりませんでした。秀英の入試体験ゼミを毎週頑張ってきた生徒さんたちなら落ち着いて取り組むことができたかと思います。

A日程の段落同士のつながりを考える必要がある問題や、B日程の人物像をとらえる問題など、やはり普段から文章に慣れ親しんでいることが国語を安定した得点源にする近道かと思います。
B日程の大問1ではある生徒が問題の文章を読んで、その後自分で調べ学習を行ったその内容を正しい順に並び替えるという問題でした。
問題文の読み込みだけではなく、調べた内容についても読む必要がありましたが、文同士のつながりを見れば正答にはたどり着けたと思います。
このようなシチュエーションが与えられた問いも、大学入試共通テストに少々似ていると感じます。

理科

受験生への配慮としてA日程B日程共に中学3年生で習う範囲の問題が大問1と大問6の小問として出題されました。
記号問題が多く出題されましたが、中には12択の内から選ぶ問題もあり、決して記号問題だから簡単という訳ではありません。
問題内で行われる実験も条件が複雑であったり、文章量が多かったりと、読解力が例年通り必要でした。
また、1つの分野の知識だけではなく、複数の知識を組み合わせる問題があり、苦手分野を作らないことが肝要です。

社会

例年通りの問題構成であり、完答問題も昨年同様に出題されています。地理で先生と生徒の会話というシチュエーションがありましたが、ヒントをしっかり見つけ出せれば問題としては難しくはありませんでした。
歴史では日本の歴史の流れに加えて、そのころの世界の様子を知っている必要があったり、門司という聞き覚えのない地名に難しさを感じてしまったかもしれません。
地理・公民分野では例年通り多数の資料を読み取る力が求められました。
全体を通して初めて見る資料や話題が多かったかもしれませんが、その中から解答に必要な情報をいかに見つけ出すかが鍵でした。


いかがだったでしょうか。
来年受験を控える新中3生の皆さんにとっては、必要とされる力が多くあり戸惑いや不安もあると思います。
しかし、まだ1年あります。この1年で秀英予備校では皆さんを自信に満ちた受験生の顔にするだけの用意があります。
全力で走り抜ければ、きっと大丈夫です。共に頑張りましょう!

いいね! 5

秀英予備校

入塾だけではなく、
学習についてのご相談も
受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

簡単申し込み!
まずはお気軽にご相談ください