蟹江駅前校 校舎ブログ

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2021年05月15日
英作文問題のコツ!

こんにちは、蟹江の長谷です。

中間テストが近づいてきました。新学習指導要領初のテストです。
特に英語は覚えるべき単語が増えたり、難しい文法が多かったりと大変です。

英作文の問題は「並び替えならできるけど…」と思う子も多いのではないでしょうか。
今回は英作文問題のお話です。


「彼はオーストラリアに行ったことがあるそうです」

2つの文法の合わせ技の問題です。中3の実力テストなどで出題されるレベルのものですね。

まず、日本語を読んだときに、「これは何の文法を用いるのか」を考えましょう。

「彼は以前オーストラリアに行ったことがあるそうです

行ったことがある」→現在完了形(経験用法)
そうです」→伝聞

まずここを思いつけなければ英語にはなおせません。日々の学習の中で文法は日本語訳ごと覚えてしまいましょう。(結局ここが一番大事です!)

さて、英語になおしてみましょう。

現在完了で「行ったことがある」なら「have been to」を使いますね。(goを使わない、授業でやりましたね)
伝聞は「I hear (that)~」でした。

ここで次のポイントです。
思いついた文法をいきなり書き出さないでください!

その前にやることがあります。それは「主語と動詞を明らかにする」ことです。

「彼は以前オーストラリアに行ったことがあるそうです」

先ほどのこの日本文、最初に書いてあるからと言って「彼」から書き始めようとしませんでしたか?

英語の「主語と動詞」は日本語の「主語と述語」に相当します。
そこで日本文の方の主語を考えてみると、「彼がオーストラリアに行ったことがある」という伝聞の内容を語っている「私」が浮かびあがってきます。

つまり日本文は

(私は)彼は以前オーストラリアに行ったことがある(ということを伝え聞いている)

となり、この英文の主語は「私(I)」になるわけです。
さらに、伝聞の文ですので動詞は当然「hear」を使い、「I hear (that)~(私は~であると聞いている)」という文構造が完成しました。

さて、この「I hear~」の文ではhear以降に伝え聞いた内容を「主語+動詞」の形で入れ込んでいきます。
つまり、「彼は以前オーストラリアに行ったことがある」の部分です。

ここでの主語は「彼」ですね。そして前述のとおり経験の文法を使うので「have been to」を使って「he has been to Australia before」という文が完成します。

これを「I hear」の後ろに置いて

「I hear (that) he has been to Australia before.」

これで完成です。

英語が苦手な子は日本語をついつい頭からそのままの順番で訳してしまいがちなのですが、

(私は)彼が以前オーストラリアに行ったことがある(と伝え聞いている)
I hear (that) he has been to Australia before.」

これを見てわかる通り、日本語と英語で順番は違うのです。

多くの文で、日本文の最初と最後に主語述語があり、それが英語の主語動詞になるので、覚えておくといいでしょう。

私は公園に行きます
I go to the park.」

私は彼が誰か知っています
I know who he is.」

彼が彼女のことを知っていれば彼は公園に行くだろう
If he knew her, he would go to the park.」


ただし、今回の例文のように自然な日本語にすればするほど、使う文法や主語がわかりにくくなります。

普段の学習から主語や文法を意識しながら問題を解いてみてくださいね!

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