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2021年04月11日
誕生日のパラドックス
こんにちは!睦合校の樋口です。
実は、先週の4/8が誕生日でした。(年齢は…秘密です)
同じ誕生日の有名人・芸能人などを検索してみると結構出てきますが、
身の回りで自分と同じ誕生日の人は、これまで2人しか会ったことがありません。
なかなかいないものですね。
では、ここで問題です。
あるクラスに35人いるとしたら、「クラスに少なくとも1組は同じ誕生日の人がいる」確率は約何%でしょう?
①約20% ②約50% ③約80%
正解は ③約80% です。
意外と高いと思った人もいるのではないでしょうか?
計算上は、「35人全員が異なる誕生日である」確率を求めて、全体(100%)から引くと出てきます。
高校数学を習えば式は立てられますが、計算量がとてつもなく多いので、
Excelなどの表計算ソフトを使うとよいでしょう。
この確率は人数が多いほど高くなっていきます。
例えば、睦合校で確率を計算をしてみると、約99.99…%になります。
ほぼ確実に誰かしら同じ誕生日の人がいるわけですね。
ちなみに、上記の確率は「同じ誕生日の人は誰でもよい」から高いのであって、
「自分と同じ誕生日の人がいる」確率を計算してみると、かなり低くなります。
35人のクラスで約9%、睦合校でも約21%しかありません。
どうりで自分と同じ誕生日の人とは、なかなか会えないわけですね。
このような「一見正しそうに見えるが、実際には正しいとは認められない説」をパラドックスといいます。
今回は「誕生日のパラドックス」という話でした。
他にも、数学の確率のパラドックスでは「モンティ・ホール問題」という有名なものもあります。
興味があれば調べてみてくださいね!
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