浜松本部校・大学受験部 浜松校 校舎ブログ

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  • 対面授業 高校生

2020年05月06日
期限の「罠」

ご無沙汰してます。木村です。最近toeicの勉強をしていて(まあ受験予定だった回は見事に中止になりましたが)、1日に英単語を100個覚えることをノルマとしています。その日寝るまでに100個見なければならないわけです。ですが、100個見終わる時間と寝る時間が一緒である必要は本来ないです。お昼とか、夕方とか、もっと早めに見終わればいいですよね。
ですが、悲しいかなそうは問屋が卸さない。なんやかんやとお日様の出ているうちはのらりくらり、気が付けば日の終わりごろに駆け込むように残り60個とか言ってガーッと見て、見終わったらぱったり寝る。最初2日間くらいはそんな始末でした。いけないいけないと我に返って今では改善しています。

さて、「この日までにこれをやる」とか、「この時間までにこれを終わらせる」という勉強法はかなりポピュラーです。スケジュール管理もしやすいですし、建設的な学習を進めやすい優秀な方法です。だがそれにも欠点がある。それは、知らず知らずのうちに「ここまでにこれさえ終わればいいんだ」という解釈になること。こうなると、本当はもっと余裕をもって終わらせられるようなことでも、何となく期限ぎりぎりで駆け込むようにやるようになってしまいます。経験のある人も多いでしょう。

課題をギリギリで片付けると、それが終わった時点でタイムリミットになりますから、課題以上のことはまず望めません。また、それが誰にでも与えられた課題ならば、せいぜい他の人並みのことしか吸収できないことになります。頑張った結果がそれでは、少し寂しい。

ですので、皆さんに1つお願いがあります。なるべく余裕をもって何事も終わらせる、ということに挑んでほしいのです。
特に、テスト勉強はそうしてほしい。

あれも結局、「この試験日までにこの問題が解けるようになってね」という「期限」のイベントです。しかし、宿題なら余裕をもって終わらせているという人でも、テスト勉強はギリギリという人は案外多い。むしろ、この点数が出る試験こそ余裕を持った形で対策すべきなのに。

これから受ける試験は、定期テスト、模試、、資格試験、大学入試とどんどん難易度を増していきます。そして難易度が高い試験ほど、ギリギリの力で戦うことは危険なのです。なので、今まだ練習台が沢山ある今のうちに皆さんには、「余裕の持ち方」を模索して覚えてもらいたい。それが願いです。

特に3年生の皆さんは、受験生なのに模試もなく、あろうことか学校もなく、違和感しかないですよね。しかし、壁は確かにそこにあります。来年から始まるという、得体のしれない共通テストまでの期日も、這うようにゆっくりと近づいています。

皆さま、くれぐれも油断なきよう。

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