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岐阜本部校 校舎ブログ

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2019年04月20日
Concorde 2

※このお話は、前回のブログの続きです



さて、突然ですが、質問です

あなたは2,000円でチケットを買い、2時間の映画を見に来ました。ところが、上映してから10分後、間違って、まったく興味がない別の映画の会場に入ってしまったことに気づきます。偶然にも、この映画の上映予定時間も2時間です。さて、みなさんならどうしますか。

【A】もしかしたら興味がわくかもしれないので、残りの1時間50分も映画を見続ける
【B】このまま見ていても仕方ないので、会場を出て、残りの1時間50分を自由に使う



――実は、この質問の中に、前回のブログで紹介したことのヒントが隠されています。

【A】を選んでも【B】を選んでも、残念ながら損することに変わりはありません。
そのときに、人間はどうしても分かりやすいステータスや数値に捉われやすいので、
今回であれば「払った2,000円を取り戻すかどうか」という判断をしがちです。
つまり、「せっかく2,000円も払ったんだから、最後まで見よう」という【A】と
「2,000円は戻ってこないけど、どうせならやりたいことをしよう」という【B】で、
それぞれ判断が分かれるということになります。

ところが、この考え方には、ひとつ大きな誤りがあります。
【A】【B】どちらを選んだにしろ、「本来、観たかった映画が見れなかった」ことと
「払った2,000円は戻ってこない」ということは、紛れもない事実です。

つまり、どちらを選んでも、払った2,000円を、本来の価値で取り戻すことは不可能なので、
それを判断材料にすること自体が、そもそも間違っているということなのです。

今回のケースでいえば、どのみちお金が戻ってくるワケではないので、
残った1時間50分で、「映画に興味を持つ可能性」と「自由に過ごせる権利」の
どちらに賭けるか――というのが、正しい判断材料です。
だから、2,000円どうのこうのという考え方をするのが、そもそもの間違いなのです。

今回のチケット代のように、どうがんばっても戻ってこないモノを"埋没費用"といい、
その"埋没費用"を判断基準に含めてしまうことを「コンコルドの誤謬」というそうです。

※多額の開発費用がかかった大型旅客機「コンコルド」が、その開発費用回収のために、利益が上がる見込みがないにもかかわらず、開発と運航を継続したことが由来。この場合、開発の途中までにかかった費用が"埋没費用"になります。

なんだか難しい話になってしまいましたが、じつはこういうケースの話は、
みなさんの身近にたくさん転がっていることなんですよね(^ω^;

そんなこんなで、今日はここまで。(`・ω・;
また機会があれば、身近なケースのお話を書こうと思います。

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