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2018年03月20日
塾とは、学習の手段の一つ。
本日のテーマは、「塾の使い方」に関してです。
いきなり質問となってしまいますが、
皆さんの目の前に、紙が一枚あるとします。
半分に切らなければならないとしたら、
どのような手段で切りますか?
①ハサミで切る
②カッターで切る
③折り目をつけて、手で切り離す
④定規を当てて切る
といったように、紙を一枚切るだけでも、
手段は様々です。
ちなみに、
今、このブログをご覧になっている皆さんは、
上の①~④ならどれがいいですか?
また、理由を考えてみて下さい。
実は、なんとなく①~④を選んだようで、
考えてみると、意外と理由はあった!という人も多いのでは?
私は、③です。道具を使うより、上手くいくからです。
何を言いたいか!?
手段を選択する時には、理由・目的がとても大切です。
上記の紙の話ですが、
私は、③が一番上手く切れます。
友達が使っていたから、ハサミを使ってみた。
案の定失敗した・・・。
となれば、皆さんどう思いますか?
いやいや、目的が上手に切ることなら、
③でやったらいいのに・・・、と思いますよね。
ここでタイトルの話なのですが、
塾=学習の手段の一つなんです。
家庭教師でもいいし、通信教材でもいい。
市販の教材でもいいし、学校の教材をやりこんでもいい。
塾ではなく、他の手段でも、
大きく成績アップをする人はたくさんいます。
同時に、何をやっても伸びない・・・という人もいます。
伸びる人に共通することは何でしょうか。
それは・・・、
自分に必要な使い方をしている、ということです。
自分で勉強は進められるけれど、
質問したり、何かで確かめながら進めたりしたい人は、
家庭教師や市販の参考書を使ってがよいかもしれません。
まず少しずつ、学習習慣をつけるところから始めたい人は、
通信教材がいいかもしれません。
勉強の仕方を教わりたい、自習環境が欲しいという人は、
塾向きかもしれません。
他にも、勉強におけるメンタルケアが必要な人も、
塾向きだと思います。
今、塾に通っている人も、
そうでない人も、
自分の勉強に必要なことはなんだろう、と考えましょう。
新学年が始める時期なので、
「とりあえず」塾を始める時期だろうか、
と考えて、通塾を始める人も少なくはありませんが、
それだと、ただ通っているだけになる人も少なくはないです。
なぜ成績アップをしたくて、
そのためには何が必要で、
何に困っていて、
塾にはどうして欲しくて、
来てみた。
というのがベストです。
そこまで考えていれば、きっと塾はその人の助けになれます。
というと、そこまで考えられないといけない、
ということになりかねません。
実はそうではなく、
目標や理由を明確にしてあげることも、塾の役割の一つです。
ですので、どうすればいいんだろう?と悩んでいる人も、
ぜひ塾で相談をして、悩みの先に進んで欲しいです。
ポイントは、
①勉強に関する目標がわからない=塾で相談
②目標達成をしたいが、塾が必要=塾で相談
です。
相談が大切なんです。
というのも、我々塾の教師は人間なので、
相手の思考を読み取ることはできません。
一番怖いのは、
生徒・保護者様に、「塾はこういうものだ」という先入観がある
状態で通塾をする、もしくは通塾について見当いただくこと、
ですね。
とことん話をしていただくことが必要です。
それをもとに、対応はどんどん進化します。
ですので、
塾に入れば成績は上がる!は嘘です。(おまえが言うか!)
塾に入って、相談をして、必要なことができれば、
成績は上がります。
しつこいですが、
我々は、思考は読めません。
塾以外での様子は知りません。(ストーカーではないので)
そういった中で、指導をするので、
いかにたくさん話を聞けるかが大切で、
それを話すのは、生徒・保護者様なんです。
教師、生徒、保護者様、の3人がしっかり話せて、
初めて成績は伸びます。
新学年が始まる大切な時期。
私も、この時期の面談ラッシュ(たくさんやってます!)の中で、
たくさんお話を聞いていきたいと思っています。
面談以外でもお話を聞きたいですね。
お電話をいただいてもいいですし、
送迎の際にお話をしてもいいと思います。
塾に通っている=ハサミを買った状態だと考えて下さい。
塾もハサミも、そのあとどう使いたいか、どう使うかが重要です。
通っているだけ、買っただけにはしない!
保護者様の感覚としても、
塾に預けている、任せている、
行かせていれば、望んだ対応をしてもらえる、
という感覚の方もいるかもしれませんが、
非常に恐れ多いです。
むしろ、色々話すなかで、方針を決めて、
生徒・保護者様が、
塾をどう使っていこうか考えないといけない、
というスタンスでいてください。
もちろん、生徒の皆さんもです。
塾を使って、どう伸びていきたいかを考えて、
たくさん話してください。
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