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2018年09月13日
成功体験に学ぶ。
今回は、あるAくんの話をします。
~私がAくんと出会う前のAくん~
・部活大好き
・勉強嫌い
・塾もサボることもあった
・先生の好き嫌いもあった
そんな彼は、後々伝説を作ることとなります。
それは、春~冬で偏差値を30上げるです。
1年で10上げる人(ひとりだけ20上げた人も見ました)は、
そうはいないです。30はなおさらです。
自習に来てもいい日は、毎日来ていました。
講習用のテキストを10回解き直していました。
ストーカーかのように先生を追いかけて、質問していました。
自分ができないものはすぐに教えてくれました。
だから、アドバイスもたくさんできました。
彼が成績を上げられた理由は、上記です。
一見単純そうなのですが、大変です。
もともと勉強嫌いな彼が、なぜ勉強を頑張れたのか?
当時、理由を聞いてみると、
「だって、先生面白いじゃん」といっていました。
ちなみに、「先生の授業」ではなく、
「先生」が面白いそうです。(授業も楽しかったようですよ!)
結局、部活のことも考えて進学をした彼ですが、
大学進学が大変な高校から、いきたい大学にいきました。
「勉強、頑張ったね」と伝えると、
「だって先生がいたからじゃん」といいました。
「そればっかりか」とツッコミましたが、
嬉しかったですね。一生忘れない言葉です。
その後も、たくさんの受験生を見てきていますが、
大成功をする生徒に共通していることは、
「楽しそうにしている」ことです。
何を楽しんでいるの?と思うと思いますが、
「何でも」です。
勉強することも。
テストを受けることも。
どういう結果が出ても、その結果を。
先生とくだらない話をすることを。
頑張る中で褒められることを。
それがわかってから私は、
「塾もエンターテインメントだから。」と
よく言うようになりました。
勉強を教えてもらうことも。
できるようになることも。
失敗から学ぶことも。
くだらない話をすることも。
生徒と教師が一緒に過ごす時間を。
全てが楽しい塾を作れたら、
それが一番成績が伸びて、
なおかつ、毎日来たくなる塾だろうと思います。
我々が楽しくすることも大切ですが、
楽しく過ごしている人は、
「楽しく過ごそう」と思っているなのかな、と思います。
楽しさは、誰かがくれるものではなく、
自分で見つけるものですよね。
生徒の皆さん自身にも、
意識的に勉強や塾の楽しみを見つけて、
楽しく頑張って欲しいですね。
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