みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

１９７４年３月２９日、マリナー１０号が史上初めて重力アシスト(スイングバイ)という方法で、水星に到達し接近観測を行いました。探査機を遠くに送り出すのには、大きな速度(エネルギー)が必要です。重力アシスト(スイングバイ)という方法は、惑星に接近してその重力で探査機の速度を増すというものです。マリナー１０号は、初めて水星の表面の画像を送信し、その表面には月と同様に多くのクレーターが存在することがわかりました。さらに、水星の磁場が地球の６０分の１しかないことも判明しました。

その後、姿勢制御用の燃料を使い果し太陽の周囲を公転するだけとなりました。しかも現在も、太陽の周りを周回しているものと考えられています。遥か未来に人類が水星に行ける様になったら、惑星探査のパイオニアのひとつであるマリナー１０号を目にするのでしょうか。そう想像するだけで感慨深くなります。

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