みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

突然ですが、心理学用語の「セルフ・ハンディキャッピング」をご存知ですか。自らにハンディキャップを課し、たとえ失敗した時でも言い訳ができるようにしておく行為です。試験前に本棚の整理や部屋の掃除、家のお手伝いなど、普段はしない行動をとることです。また、「今日は寝不足で」や「全然、勉強してない」、「部活が大変で」などと、あらかじめ言い訳を周りに主張することも含まれます。あらかじめ失敗の原因を準備することで、もし失敗しても自尊心は傷つかず、予想外に上手く行けば自己肯定につながります。自尊心を守るために、人間誰もが多かれ少なかれとる行動だと言われています。ただし、習慣化すると物事に挑戦する意欲がなくなり、優先順位の高いことを後回しにしがちになります。自尊心が傷つかないので、向上心は低下します。

アメリカの心理学者ウエイン・W・ダイアー氏は、「自分が避けているものが何であれそれに取り組むことだ。不安に対する最善の対抗手段は行動なのである。」と述べています。物事を始める前から失敗を恐れていては、やがて何も新しいことに挑戦しなくなります。偉人といわれる人たちでも失敗をしたことがないという人は、恐らくいないのではないでしょうか。失敗を糧に何度でも挑戦することが、自分自身の成長につながると思います。その為には、何よりも達成したい明確な目標を持ち続ける事が重要だと思います。

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