みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

４月３日は、「日本橋開通記念日」です。１９１１年の同日に、東京の日本橋が木橋から石橋に架け替えられ、その開通式が行われたことに由来します。江戸時代には、日本橋は五街道の起点でした。また現在では、国道の起点として道路元標が橋の中央にあります。江戸時代の移動手段は徒歩が中心で、江戸と京都間の移動に２週間ほどかかりました。当然インフラも整備されていませんでしたので、危険度も高かったと思います。日本橋を出発する人々は、どのような気持ちだったのでしょうか。当時は封建制度の幕藩体制でしたから、各藩（実際に江戸時代は藩と呼んでいませんでしたが）それぞれが独立した領国でした。もしかすると、現在の私たちが海外旅行に出かける以上の緊張感かも知れませんね。

イギリスの美術評論家・社会思想家ジョン・ラスキンさんは、「あらゆる旅はその速さに比例してつまらなくなる。」と述べています。現地でのスケジュールが重要である場合は、飛行機や新幹線を利用して早く目的地に到着する方がよいかと思います。ただし時間と引き換えに、様々な発見や経験をする機会は減ります。旅の目的によって移動手段を使い分けることが、最も有意義な時間の使い方かも知れません。目的に応じて行動を変えることは、旅だけではなく、学習や部活などにも言えるのではないでしょうか

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