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2018年03月13日
中学3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
楽しいことも辛いことも、一緒に乗り越え、ともに分かち合った恩師や友との別れ。
そして、みなさんが新たな道を歩んでゆく、旅立ちの日でもあります。
今日流した涙は、みなさんがこの3年間積み上げてきた苦労、信頼、友情、楽しさ、それらの大きさを表しているんだと思います。
泣かなかったらダメ、というわけではないですよ。
これからみなさんはどんな素敵な大人になっていくのか。
それは、これからどんな経験を積んでいくのか、というものが大きく関わってきます。
人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し
いそぐべからず 不自由を常とおもへば不足なし
こころに望おこらば困窮したる時を思ひ出いだすべし
堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知りてまくる事をしらざれば害其の身にいたる
おのれを責めて人をせむるな
及ばざるは過すぎたるよりまされり
東照宮御遺訓
「人の一生は重い荷物を負って遠い道を歩いていくようなものだ
急いではいけない 不自由を当たり前と考えていれば、不満に思うことはない
欲がでてくるならば苦しいときのことを思い出せ
我慢することは無事に長く安らかでいられるもとであり、怒る事は敵と思いなさい
勝つことばかりを知って負けることを知らないのならばその害は自分の身に返ってくる
自分を責めることがあっても他人を責めるな
足りないということはやりすぎてしまっていることよりも優れているのだ」
徳川家康が残した言葉とされています。
たくさん、苦労をしてください。その苦労がみなさんを一回りもふた回りも成長させ、
さらに輝かせてくれます。
心よりみなさんの成長と活躍を祈っております。
ご卒業、おめでとうございます。
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