ブログをご覧の皆さん。こんばんは。

3月3日に公立高校の入試が行われ、夕方にはSBSで秀英予備校「入試速報」が放送されました。

今回は、今年の入試の傾向を各教科ごと発表したいと思います。
長文なので、必要なところだけでも読んでくださいね。

【国語】
作文をいれて２６題（うち記述が７題）

新傾向：
「作文」でマイクロプラスチックのによる環境への影響について伝えるためにA、Bどちらのポスターを選べばよいか、１５０字から１８０字で書く問題がありました。
図の内容がかなり細かく書かれていた点とイラストに書かれメッセージ読んで、どちらを選んだらよいか迷ってしまうような形式の
問題になっていました。

中１～中２の単元：
慣用句「実を結ぶ」敬語「おっしゃる」など国語の知識が必要な問題が出題されました。

品詞の識別は形容詞を２つ選ぶ問題。品詞の識別がわからないとできない問題でしたが、秀英では国理社特訓ゼミなど基礎から国語を学びなおします。
読解問題は秀英でいろいろなパターンの問題を解いて練習していけば、解けるようなレベルの内容でした。

【数学】
問題数・出題形式は例年通りでした。
初見の問題はほぼありませんが、難易度は高めでした。

大問３（２）富士山が見える日調査の問題（新傾向）
大問５（３）空間図形内部の辺の長さ
対問６（３）関数と図形の融合問題
の正答率が低くなると思われます。

ミスを減らす・問題文中のキーワードをも逃さない・解くべき問題の取捨選択・時間配分が重要になります。

【英語】
難易度は昨年よりやさしめ

１.リスニング　例年通り　

２．対話文　
　　出題傾向は例年通りだったが、難易度は高めでした。

　　仮定法Ｉf　の穴埋め、原形不定詞を抜き出すなどの新出文法　が出題されました。使用されている単語も難易度が高めでした。

３．会話文中の英作文　例年通りで、難易度中上

　　自転車で海へ行くのによい理由
　　電車で海へいくとよい理由

４．相手に伝えるべき事柄を英語で作文する問題
　　　こちらも例年通りでしたが、難易度は低めでした。

５．長文問題　例年通りで、「ボランティアや部活動を通して学んだことなど」についての文章でした。比較的読みやすい内容だったと思います。

【社会】

歴史　18点・日本地理12点・世界地理 9点・公民　11点
難易度は若干"易しかった"と思われます。語句は全て基本レベルで、新傾向は特にありませんでした。

[歴史]　★外交史が多く出題されています(10点分)
(3)b 領地が細分化し、幕府に緊急事態があたっときに対応できないから。
　この問題は、新しいパターンで唯一の難問だったと思います。
しかし、「分割相続」は秀英ではもちろん学校でも習ってるはずです。後半の内容は資料にそのまま書いてありました。

[日本地理]　中国・四国地方
地形、気候、農業、工業、基本的な内容でした。

[世界地理]
語句、選択問題、時差計算、基本的な内容でした。
(3)b 東南アジアの人口や１人当たりの国民総所得が増加しており、市場の拡大が期待できるから。
この問題も応用レベルだとは思いますが、秀英では何度も説明しました。

[公民]　選挙・国会・国事行為・日銀・公共料金・地方自治
最後の論述は書きにくかったと思いますがそれ以外は基本でした。

(2)b国民の生活に与える影響が大きいから。
　この問題は、冬期講習とファイナルゼミにありましたね。

☆ポイント
・語句を暗記しているだけでは対応できない
・資料から読み取れることを知識と関連付けて書く力
・歴史は横のつながり(外交史)が重要です。
　　→中3の4月から行う「国理社テキスト」にばっちり載っています！
・歴史でいかに時間を短縮して地理や最後の論述の資料読み取りに時間をかけれるかが、カギとなりました。

【理科】

問題数（細分しています）は36問
　中1が11問、中2が11問、中3が14問でした。

資料や図も多かったですが、それ以上に文章量が多いため、正確に読み取ることがとても重要であった。

大問２（1）④は生物の食物連鎖の増減問題
　難しくはないが、採点の基準がどこまで許容か判断が難しい。

大問３（３）③の消費電力の計算問題
　計算過程が多い問題であった。

大問６（２）の③④は中和の問題
　この問題が一番の難問であった。

昨年がイレギュラーのため「例年並み」とは言えませんが、特に変わった問題が出題されてされているわけではありませんでした。
しかし、極端に難しい問題がない代わりに、答えを出すのに必要な情報を読み取りにくい問題がありました。