みなさんこんにちは。本間です。

宇宙飛行士の一般公募について、募集開始のころから気にかけていたのが
2月の末に選抜結果が開示されました。
思わずまた生徒に宇宙飛行士の話をしながら、学校の勉強がどうつながっているのか、
募集要項の内容に紐づけながら説明させていただいています。

例えば、一般的に言われるリーダーシップに加え、情報を発信していく力、
今でいうインフルエンサーのような能力を評価すると明記されています。
このあたりは教科と紐づけることが難しいと感じる部分です。

一方で、評価する特性という項目には、次の文言があります。
【未経験の知識や技量を速やかに習得する能力
及び未経験の作業に対して自分の知識や技量を柔軟に活用して対応する能力】
前半の「未経験の知識や技量を速やかに習得する能力」は、
新しい単元や分野をいかに短い時間でものにできるか、と言い換えることができます。
一方で後半の「未経験の作業に対して自分の知識や技量を柔軟に活用して対応する能力」は
既習事項を使って応用的な問題や、次の単元を積み上げていく力、と言い換えることができると考えています。

それぞれ、学年が進んで新しい内容を学ぶ時に鍛えることができますし、
平面の面積の知識を使って立体の面積を求めたり、
漢字の意味から熟語の意味を推察したり、
身に着けた知識を活用していくシーンは、学年や学校があがるにつれて増えていきます。

こんな風に考えると、学校でやっている勉強と、突飛な宇宙飛行士というお仕事が、
少しつながったものに、感じられませんか。