１　徹夜は絶対にしてはいけない
覚えたことはまず短期記憶として保存される。
これはすぐに忘れる。長期記憶に変わるのは寝ているとき。
だから徹夜は「せっかくやった勉強を忘れやすくする」だけ。
絶対にしてはいけない。
どんなに夜更けまで勉強しても
1時間半でもいいから寝ることがおすすめ！


２　色々な勉強法で問題を解け！
2番目は一見常識外れに見えるが実は違う。
これも重要。なぜなら脳は変わったことをした方が
ルーティンワークをやるよりも活発に働くから。
1度教科書を読み、問題集を解いて
２度目を行うときは何かを変えてやるといい。

ただ解くのではなく、
・時間を短めに設定して解く
・歩きながら解く
・声に出しながら解く
・立って解く
・数学なら途中式を丁寧に書いて解く
・逆になるべく暗算で解く
・分からなかったところだけ解く
・逆に自信のあるところだけ解く
・テスト形式に自分で問題を作って解く
・別解を考える
などなど…。

確かに記憶を強化するには繰り返しが重要だと
一般的に言われている。
けれども同じ問題を繰り返すにしても
工夫して色々な勉強法で取り組むことで効果は倍増する！

真面目に時間をかけて勉強しても成績が伸びない
という人は勉強法に問題があるという場合が多い。

・読んで覚える ・ゴロを考える
・言って覚える　・立って覚える
・単語帳を作る ・左手でなぞって覚える
・親や友達に説明して覚える
・書いて覚える
などなど…。

勉強は時間よりも効率が大切。
脳が色んな刺激を受けて活性化され
パワフルになるよう工夫しよう！


３　寝る直前は暗記物をつめこめ！
覚えたものは短期記憶としてしか脳に残らない。
それが長期記憶になるのは寝ているとき。
だから寝る直前まで必死に暗記物の勉強を続けましょう。
そして寝る前にリラックスタイムとして
ホットミルクを飲んで寝ると良い。

ホットミルクはトリプトファンを多く含む。
寝つきが良くなる。


４　寝る前にはスマホは見ない！
寝る直前の情報が大事。
この「寝る直前」でツイッターやラインなどで
不要な情報を得てしまうと脳に新しい情報が入ってしまい、
せっかく直前まで記憶していたことが書き換えられてしまう。

またスマホが発する光は太陽の光と同じくらい明るく、
せっかく脳が「もう夜だから寝よう」としているのに
「朝と同じ光を認識したから起きよう」としてしまう。
必要でない情報や刺激は寝る前に与えてはいけない。


５　睡眠時間は1.5の倍数の時間
レム睡眠とノンレム睡眠の周期が1.5時間周期。
この倍数分だけ寝れば寝起きが良く疲れが残りにくい。


６　当日の朝は教科書よりも単語帳！
当日の朝は教科書を読むにしてもじっくり見る余裕はなく、
流し見る程度だろう。その程度じゃ読まないのと同じ。
社会の表や古文の活用表などの一部分をじっくり読みたい場合は
これに限らないが、長い文章などを読もうという場合、
朝読んだ程度じゃあ記憶には残らない。

たくさんのページをがむしゃらに読もうとしたところで、
むしろ本当にこれらのことを覚えているのか不安になり、
自信が薄れていく。

「自信喪失」は、テストではもちろん勝負事では最大の敵。
逆に“絶対できる”と思い込む気持ちが必要。

寝る直前まで全力を尽くし、
当日の朝はジタバタせずに万全だと開き直るくらいがいい。

何かやるなら単純なものがいい。
英語の単語帳　数学の公式の確認くらいがちょうどいい。
このように自分が勉強したルーズリーフや、
まとめたノート、
作って何度も繰り返しやった単語カードなどの
成果物を見る方が何倍も勉強になるし、
「自分はこんなにやったんだ」と自信もわいてくる。