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2023年03月01日
公立高校入試お疲れ様でした(数学・理科について個人的な感想)
こんにちは、林です。
愛知県の公立高校の入試が先週2/22に実施されました。受験した皆さん、本当にお疲れ様でした。あとは、3/9の合格発表日に良い報告が聞けるのを楽しみにしています。
マークシート方式になって初めての入試ということで、内容や難易度など、どのようになるか注目していました。たまに担当する他校舎の集団授業や中3受験対策で数学と理科を教えているので、この2教科についてですが、私なりに感じたこと(あくまで個人的な感想レベルです)を書き記します。
【数学】昨年までより若干易しくなったか!?
大問1は昨年度までの形式でも易しい問題でしたので特に大きな変化は感じませんでしたが、大問2は解きやすかったように感じました。
(1)は昨年度に出るだろうと予想して出なかった箱ひげ図についての基本知識の問題でした。
(2)の証明問題は以前にも出題されていた穴埋め形式でしたが、Ⅰは二等辺三角形の図を見れば解答は明らかで、Ⅱは三角形の合同条件で使うので対応する角を探すだけという、かなり楽に解けた受験生が多かったと思います。
(3)は学校の定期テストでは見慣れないタイプだったかもしれませんが、②については与えられている図にグラフにAPとBQの長さについてのグラフを書くことができれば、交点が4つあることを確認できたのではないでしょうか。夏期講習でも似たようなタイプの問題を扱っていました。
大問3は中3内容(円周角、中点連結定理を含む相似な図形、三平方の定理など)が中心の問題でしたが、十分な練習を積んでいれば、解けたと思います。
【理科】難易度に大きな変化はなさそう、それよりも来年出そうな単元が予想できそうな気がするのだが…
これまでの入試において、理科のあるあるだったのが「A日程で出題されなかった単元はB日程で出題されやすい」というもので、A日程・B日程の2回の試験で3年分の学習内容が満遍なく出題されるという傾向がありましたが、1回の試験になったことで、どうしても単元を絞らざるを得ないことになったと思います。今年出題されなかった単元は来年に出題される可能性が高いのではないでしょうか?具体的には以下のような感じです。
<生物分野>
●今年出題された単元 根・茎・葉のはたらき、蒸散、遺伝
●来年狙われやすい単元 人体(消化系、循環系など)
※中2の内容が出題されていませんでした
<化学分野>
●今年出題された単元 状態変化、気体の発生(質量保存の法則)
●来年狙われやすい単元 イオン
※中3の内容が出題されていませんでした
<物理分野>
●今年出題された単元 物体の運動、電流
●来年狙われやすい単元 光、音、力
※中1の内容が出題されていませんでした
<地学分野>
●今年出題された単元 天体(年周運動)、気象
●来年狙われやすい単元 火山、地震、地層
※中1の内容が出題されていませんでした
だからと言って、今年出題された問題について勉強しないというのはダメです。学校の実力テストや私立高校の入試で出題されるかもしれませんし、裏をかいて公立高校の入試で2年連続で同じ単元から出題されることもあるかもしれません。
新中3生には、「個人的感想レベル」ではなく、5教科についてしっかり分析した内容を今後お伝えしていきます。まずは、これまで学習した単元についての復習と今後学習する単元の早期定着に向けて頑張りましょう!
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