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2023年06月28日
理系科目を強めよう!
こんにちは、尾西校の河口です。
ついに夏期講習まで1か月を切りました。
今日は数学の担当として、数学の勉強法について、
書いていきたいと思います。
私が学生の頃、ブックオフで「数学は暗記だ!」という本を見つけました。今回のコラムはこの本を取り上げて話をします。
滅茶苦茶なタイトルです。「合格への近道」とか書いてあっていかにも胡散臭い。でも108円だったのでつい、試しに買ってみました。安いからね(笑)
これは当時ものすごく賛否両論あった本で、「論理力や数学的思考力、数学的センスをすべて否定して書いている!」と、著者の和田さんはかなりのバッシングを受けて話題になっていました。
この人はこんなことを言っていました。
「学生時代、(まだコピー機なんてそこら中にある時代じゃなかったから)数学の授業の板書を友達の代わりに書いてあげてた。そのうち、たくさんの友達から頼まれるようになり、10人とかの大人数のノートを書くハメになった。でも授業の問題を何回も写しているうちに公式やどの問題ではどのように解くかを完璧に覚えてしまった。当然テストも出来る。」
―――要約するとこうです。
何度も書いているうちに(わざわざそうしようとしなくても)覚えてしまった。
目的が暗記なのではなく、手段として暗記という結果になった。
この人のいうように、模範解答を何度も読み込み、何度も書いて、立派に解答を作成できるようになるには繰り返しやる必要があります。結局なんらかのテクニックや近道は、泥臭い方法からしか生まれないということですね。
このように模範解答を頭に完璧に詰め込んで書けるようになる方法は一般に
「解答復元」「模範解答復元勉強法」と呼ばれています。
数学は暗記なのか?と問われると答えはもちろんNOです。けれどもあまりにもよく出てくる基本計算や基本問題、そして毎年入試でも出題されるような常連問題・有名問題は解ける(=覚える・復元できるレベルにする)に越したことはありません。そういう意味ではこの本は間違っていないのかもしれないです。考えさせられるいい本でした。
繰り返し繰り返し、実につくまでやっていくことが大事だということです。
その点では数学も、暗記教科と何ら変わらなく、時間を費やして、向き合う機会を増やすことが大事です。
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