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2023年06月06日
社会科を学ぶ意味

湯河原校のブログをご覧の皆さん、こんにちは!睦合校の根本です。早いもので6月になりましたね。さて、今回は私の方でブログを書かせてもらいます。

先月、G7サミットが被爆地・広島で開かれましたが、先進7か国の首脳が原爆資料館を訪れ、慰霊碑に献花を捧げたのは大変印象的でした。また、戦時下にあるウクライナのゼレンスキー大統領が電撃来日したのは、相当インパクトがありましたね。「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」だけではなく、ウクライナに関する声明、クリーンエネルギー、食料安保に関するものなど、多くの声明・文書が発表されています。今回のサミットについて一部否定的な意見もあるようですが、「世界の平和と繁栄に向け、歴史的なサミットだったのではないか」というのが私の率直な感想です。皆さんは、どう思われましたか?

私は「社会」も教えているのですが、できるだけ授業のときには、時事ネタを入れるようにしています。(政治的中立を守りつつ…)「社会は暗記科目」なんてことを言う人がいますが、とんでもない。確かに、覚える語句は5教科の中でいちばん多いかもしれませんが、それは本質的なことではありません。

社会科について、中学校の学習指導要領には次のように書いてあります。
教科の目標
広い視野に立って、社会に対する関心を高め、諸資料に基づいて多面的・多角的に考察し、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を深め、公民としての基礎的教養を培い、国際社会に生きる平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う。


私なりに解釈すると…
「社会科」とは「みんなで幸せに生きていくためには、どうしたらいいのかを考えるための教科」なんだと思います。世の中に出れば、さまざまな場面で他者との軋轢が生まれることがあり、その時に、どうそれを解決していくか?「社会科」を通して学んだことが、そういう問題を解決するための力につながっていくのだと思います。

「1894年、1904年、1914年、大きな戦争は10年ごとに起きてるんだよね~。だから、一つ目の日清戦争の年号だけ暗記しておけばいいね~。」こんな説明だけだったら、社会科を教える意味がないわけですよ。

目の前の問題だけを教えるのではなく、その問題を通して何を教えるのか、その科目を通して何を教えるのか、ですね。

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