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2021年10月05日
【根本コラム】丁寧さvsスピード

こんにちは!睦合校の根本です。先週から今週にかけ、各中学で中間テストが行われています。塾のテスト対策も終盤戦に入ってきました。

子どもたちの勉強でしばしば話題に上がるのが、「字の丁寧さ」についてです。「うちの子、字が雑で、自分でも読めないときがあるんです。」「学年が上がるにつれ、どんどん字が汚くなっている気がします…」と保護者の方から嘆きの声が届きます。男の子について、お母さんが嘆いているパターンがほとんどです。

「字の丁寧さ」と「書くスピード」どちらを重視すればいいのかは、確かに難しい問題ですね。きちんと統計をとったわけではないですが、これまで数多くの子どもたちを見てきて、「勉強ができる子の多くは、字もていねいである。」というのは一つの結論です。もちろん、中には「字はぐちゃぐちゃだけど、ずば抜けてできる」というツワモノもいました。今年の睦合校の中3にもいますね。

「丁寧さ」と「スピード」、どちらを重視するか?科目によっても違うのかもしれません。例えば、英語や国語の“書く問題”のときは、やはり「丁寧さ」が必要だと思います。雑になってしまいスペルミスをしたり、トメ・ハネ・ハライが不十分になったりと、減点されることになります。一方で、数学の場合は、必要最低限の「丁寧さ」でよいと考えます。数学ができる子というのは、とにかく解くスピードが速いのです。間違えても間違えても、ガンガン解きまくります。そして、“本当に”できる子は、速く解くことで捻出した時間で、きちんと見直しをします。問題と解答を照らし合わせて、矛盾がないかチェックをしています。もっと言えば、計算している過程でも条件との相違がないかチェックしていますね。このように、解くスピードが速くても、フォロー(チェック)が自分自身でできれば問題ないでしょう。逆に、そのフォローがないと、「解くのは速いけど、雑で計算ミスが多い」となってしまいます。

理数系に強い子の特徴として、頭の回転が速すぎて手が追いつかない(その結果、雑になる)という面もあると思います。ですから、そういうタイプの子に「ていねいに書きなさい!」というアドバイスは、ほとんど意味がないですね。むしろ、逆効果です。

では、今日の結論は?というと、なかなか難しいのですが、科目による違いや、子どもの特性にもよりますので、あまり神経質にならないことでしょうか。面談では、今回のような話をしつつ、「お母さん、そんなに気にしなくていいですよ。まぁ、好きな女の子でもできて、ラブレターを書くときは、○○君もていねいに書きますよ!」なんて言って、面談を終えています。でも、いまどき、直筆のラブレターなんて渡したら、「まじ、あり得ないんだけど」って言われておしまいですかね。

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