ボンジュール!睦合校の根本です。
子どもたちに受験の話をするとき、
「大学では自分の学びたいことが学べるよ」なんて
話すのですが、実はちょっと複雑な気持ちになります。
というのも、塾教師のバイト中心の生活だったので、
正直に告白すると、あまり積極的に受けていない授業もありました。
1,2年生のときの必須科目だった「一般教養」の授業では、
ミッション系の大学だったので、「哲学」「倫理学」の他にも
「キリスト教概論」みたいな授業もありました。このあたりの授業は
大学の専攻に関係なく、“受けなければいけない”ものでした。
中でも苦い思い出なのが、第2外国語として履修した「フランス語」です。
「なんかオシャレじゃない?」と雰囲気重視で選んだのが失敗でしたね。
英語に似ているかと思いきや、発音やらリエゾン※(連音)やら苦労しました。
※リエゾン…単独で読む場合は発音されない語尾の子音が、次の語が母音で始まるときにその音と一緒に発音される現象のこと。
1年のときはなんとかなりましたが、2年で履修したときは、
講師の先生との相性も合わず、授業に出たのは最初の数回くらい。
ロクに勉強もせず、見事に単位を落としてしまいました。
少なくとも1年間はフランス語を勉強したはずなのですが、
すっかり忘れてしまい、Bonjour(ボンジュール)以外で
今でも覚えているのは、2つだけです。
Voici une prison.(ボワッシ ユヌ プリゾン)
Prison du La Sonte(プリゾン ドゥ ラソンテ)
え?意味ですか?
「ここは刑務所です。」
「ラ・ソンテ刑務所です。」
卒業して20年ほど経ちますが、
このフレーズが役に立った日は、まだ訪れていません。
あ、フランス語にまつわる豆知識を1つ。
パン屋さんでよくみる「クロワッサン」。
実は、あれフランス語なんです。
意味は「三日月」。
なるほど、ですよね。