こんにちは、数学担当の杉浦です。
突然ですが、画像の折れ線グラフは何を表しているか分かりますか?
センターシ試験・共通テストの平均点なのですが、
青い方は数学ⅠA、
赤い方は数学ⅡBを表しています。
数学ⅡBで過去最低点だったのは2015年度の
39.31点
なぜこんなにも平均点が低かったのか・・・
数学が得意な人は問題を見ても、確かに難しくはあるがそこまで低い点数になるほどなのかなと疑問に思う人も結構いることでしょうか。
当時は第1問の三角関数で
7倍角
が出たと話題になりました。
2倍角や3倍角は扱ったことがあっても、7倍角の式なんて見たことのない人がほとんどでしょう。
実際には7倍角公式なるものは全く必要なく、なんてことはない加法定理で解決するのですが、数学が得意ではなく、典型問題ばかりをトレーニングしてきた学生が勘違いして話題になりました。
典型問題のトレーニングはとても大切なことですし、現在1・2年生の方は入念に演習しておいてほしいのですが、そればかりやっていても大学入試は突破出来ません。
3年生の方はこの冬、今まで培ってきた基礎力をどう使うか、応用力・実践力を鍛えていきましょう。
さて、過去最低点をたたき出したのは2022年度数学ⅠAの
37.96点
でした。この年はセンター試験から共通テストに変わって2年目の年。1年目は様子見なのか、数学ⅠA・数学ⅡBともに平均点は60点弱と近年では高めでしたが、2年目の2022年度は数学ⅠA・数学ⅡBともに難化しました。
共通テスト特有の文章量の多さ、電卓が欲しくなる計算の重さ、細部まで気を付けないとミスをする罠の数々、、、と制限時間内に解くのは困難を極めました。
この共通テストを突破するには、知識力・計算力等の基礎力はもちろん必要ですが、それだけでなく
最小時間で最大得点を取りに行く効率の良さも求められます。
ただ解くだけでなく、如何に早く解くか
素早く難易を見極めて点の取りこぼしがないか
公式暗記ではなく本質が理解できているか
来月からは
冬期講座
が始まります。
2・3年生では共通テスト用講座も準備しております。
この冬秀英で一緒に勉強してみませんか。
さらに2年生向けに
冬のパワーアップ講座も開講します。お楽しみに!