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  • 個別指導

2023年04月02日
自分レベルの問題集」と「自分に合ったレベルの問題集」の違い【問題集の選び方】

※このブログは、高校生向けの内容となっております。中学生の方はこちら

こんにちは!泉中央校 武藤です!

前回のブログで、「主要3科目の勉強をするための教材の相談は、講師や我々教師まで聞いてください!」
と書いたところ、質問しに来てくれた生徒がいました!素直にうれしかったです(笑)
そこで話したことを、このブログにまとめたいと思います。

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もうすぐ新高1生は入学式、新高2,3生は始業式ですね!
特に新高1生は、高校課題に追われているかと思います。難しいですよね…。

そんな高校生になったばかりの高1生にもいずれやってくる大学受験
つい先日第1志望校に合格した中3生も言っていましたが、受験勉強にフライングはありません
さっさと基礎を固めて、1日でも早く入試問題に手をかけた者勝ちです。

一方で、基礎が固まっていないのに入試問題演習をしても、時間の無駄どころか、
知識の混乱を招いたり、モチベーションの低下につながりかねません。(モチベ低下は修正が困難なので、絶対に避けたい)
いきなり自転車のギア6から漕ぎ出しても、つらいだけですもんね…。
でも、いずれはギア6のトップスピードで走りたい(難問を解けるようになりたい)ものです。

モチベーションを維持しつつ学力を上げるには、一段ずつレベルを上げる必要があります。
だいたいギア3あたりで漕ぎはじめ、スピードに乗ってから一つずつギアを重くしていくイメージですね!

もっと具体的な説明をすると、
普通の連立方程式が解けないのに、応用問題(食塩水問題、列車問題など)を見てもペンは進まず、時間の無駄ですし、
不定詞の基本的な構造(三つの用法)が分かっていない人が、不定詞を用いた英作文を書けるはずがありません。
最終的な目標(連立方程式の応用問題を解く、不定詞を使って英作文をする)を達成させようと試みる前に、
目の前の課題を解決させる(連立方程式の計算の特訓、不定詞の並べ替え問題)必要があります。

この「目の前の課題」をたくさん解決できる問題集が「自分に合ったレベルの問題集」なのです。
自分が解ける問題ばかり収録された問題集をやっても時間の無駄です。それはただの「自分レベルの問題集」です。

しかし、ここで一つ問題点があります。

「『目の前の課題』をたくさん解決できる」というのがかなり絶妙なため、見つけるのはそう簡単ではないということです。

自分が解けるものばかりな問題集も避けたいですが、全く手の付かない問題集の方が絶対に避けなければなりません。
自分の少しレベルが上の問題かどうかを精密に調べるとなると、実際に解かなければいけなくなりますが、
解くのにふさわしいか試しに解く…なんだかモヤモヤしますね…さすがに時間の無駄です。

大丈夫です。効率の良い問題集探しの方法があります。
見るのは「問題」ではありません。巻末掲載や別冊になっている「解説」です。
解説に載っているポイントや解法のうち、「知っている」ものと「知らない」ものがおよそ半々くらいなものを選びましょう。

ここで矛盾が生じたように思えますね…。
「目の前の課題」をたくさん解決できる問題にたくさん出会わなければならないのに、半々でいいの?と。
これにはちゃんとした理由が4つあります。

① 本当に理解できているのか最終確認する機会となるため
 …解けない問題の内容理解の後押しになります。
② 解ける問題を多面的にみるきっかけになる可能性があるため
 …どんな教科でも、色んな考え方で見れる人ほど、模試や入試問題に強くなります。
③ 自分にとって難しすぎる問題集を選ぶのを避ける基準とするため
 …解ける問題が少なすぎる問題集は、間違いなく自分に合っていません。
④ モチベーション維持するため
 …これは結構大事。何事も心を大切に。心の修復は体の修復より圧倒的に時間がかかります。

―――以上の話はあくまで目安です。時間がない人や元々センスがある人は3:7でも良いことがありますし、
時間がたっぷりある人や苦手意識がある人は6:4ほどの問題集を買った方が良いことがあります。

細かい話はぜひ、秀英で直接講師や我々教師とお話しましょう♪

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