みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

１９４４年と１９４５年の８月２２日は、潜水艦の攻撃により多くの民間人が犠牲になりました。１９４４年は、沖縄からの学童疎開船「対馬丸」がアメリカの潜水艦により撃沈され、多くの子供を含む１，４７６名が犠牲となりました（対馬丸撃沈事件）。１９４５年には、樺太からの引揚者を乗せた３隻の引揚船がソ連の潜水艦に攻撃され（２隻沈没、１隻大破）、多くの老幼婦女子を含む１，７０８人が犠牲となりました（三船殉難事件）。戦時（三船殉難事件はポツダム宣言受諾後ですが）とは言え、民間人を乗せた何の軍備も持たない徴用船を、軍艦が攻撃することは許されないと思います。

チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマ１４世は、「たいていの軍事行動は、平和を目的としています。しかし現実の戦争は、まるで生きた人間を燃料とした火事のようです。」と述べています。戦争で犠牲を被るのは、戦争を始めた人たちではなく、民間の人々です。どんなに正当化できても、紛争の解決に武力を用いることは避け、この様な悲劇が繰り返さない様に、私たちも平和に関心を持ち続けたいですね。

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