みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

２０００年９月１１日から１２日にかけて、東海地方を集中豪雨が襲いました。「東海豪雨」と呼ばれるこの豪雨は、日最大１時間降水量９７．０㎜、日降水量４２８．０㎜、最大２４時間降水量５３４．５㎜を観測しました。これにより、死者１０名、負傷者１１５名、全壊３１棟、半壊１７２棟、床上浸水２２，８９４棟、床下浸水４６，９４３棟の甚大な被害を残しました。この豪雨は、本州上には前線が停滞しているとともに、大型で非常に強い勢力の台風第１４号が日本の南にありました。この前線に向かって、台風周辺の非常に暖かく湿った空気が断続的に流入したため、東海地方では長い時間にわたって積乱雲が発生・発達したことによります。「東海豪雨」以降も、日本中でこれまでに経験したことのない豪雨が発生しています。いま一度、各人で水害に対する備えの確認が必要だと思います。

天気について興味が出てきた方、中２理科で詳しく学びますので、天気図などを眺めながら学習しても良いかと思います。また、過去の災害についても調べてみてはどうでしょうか。何事も相手を知らないことが一番の恐怖だと思いますので、十二分に知ることで恐怖も軽減し、迅速な対策も取りやすくなります。政治思想家のニッコロ・マキャヴェッリは、「天気のいい日に嵐のことなど考えてもみないのは、人間共通の弱点である。」と述べています。ひとりひとりが当事者意識を持って備えることで、被害を最小限度に抑えることが可能です。

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