いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
南草津校 校舎長です。
さて、四月に入り、桜も咲き始め、いよいよ新学期に入りました。
ご入学の皆さま、おめでとうございます。
ご進級の皆さま、1年お疲れ様。新たな1年が始まりますね。
ということで、新学期に役立つ情報をお届けしようと思います。(強引ですね(;^_^A)
計算が苦手になる時期
みなさん、計算は得意ですか?
小学校の時はめちゃくちゃ得意だったのに、中学に入ってから計算が苦手になってきた…という中学生、高校の式の展開因数分解が理解できない!という高校生。
このようなお子さん、増えてます。
どちらをみても、入学してから4~5月ごろ、特に中間テストで点数が下がったころに「苦手になった」「できなくなった」と感じているようですね。
中学校に上がって計算が苦手になる人って、意外にも「小学校の時は計算を暗算でやれていた」人なんです!
意外でしょ!?
高校に上がって計算が苦手になる人は、「中学の計算はすぐに理解ができて、暗算で答えを出すことが多かった」人なんです!
あれ!?何だか似ていますね…
どちらも「暗算で答えを出していた」「以前は得意だった」人なんです!
もしかすると、ここに計算ができなくなる鍵と、それを解決するポイントが隠されているのでは?
なぜ暗算だけだとダメなのか
小学校の時は暗算できたのに、中学に上がって方程式などで暗算できずにつまづくのには理由があるんです。
誰しも頭の中には黒板が備わっています。
この黒板とは記憶を留めておける領域のようなものと思ってください。
そして、黒板の大きさが学校の黒板のように大きい人もいれば、小さいノートサイズの人も。
小学生の時はほとんどの人が小さいノートサイズです。
でも、小学生の計算ってノートサイズの黒板でもいけちゃうんですよね。
そしてそのまま中学生になり、ノートサイズの黒板で暗算しようとすると、その黒板の大きさじゃ足りなくなっちゃう!
しかも小学生の頃に暗算ばかりしてきたせいで、途中式を書くことをしないので計算がごちゃごちゃになり、結果解けないorミスをして間違うことになります。
結果、自分はあんなに計算が得意だったのに…、もう無理なのかなと諦めたり、めんどくさいやと自暴自棄になったり…。
暗算ばかりではダメな理由、分かりましたよね!
なので、解決法を教えちゃいます!
解決法
では、以前は得意だったけど、進学したらできなくなったという人への解決法を言っちゃいますね!
答えは、
「式を省略せず、途中式も全部書く」
です!
え、そんなこと!?と思ったあなた。わかります。
でもね、そもそも黒板に書ける式の量は限りがあります。まして、小さいサイズの黒板ならなおさら少なくなります。
なので、黒板に書くのは必要最小限にして、本物のノートにしっかりと途中式を書き込みましょう。
ちょっと朗報!暗算ができていたということは、頭の回転が速いはず。
途中式を嫌がらずに書いていけば、必ず計算力が上がり、元のように計算が解けるようになりますよ!
それはわかったけど、頭の中の黒板の大きさってもう変えられないの??
黒板の大きさを変える方法
当然、そう思いますよね。黒板の大きさが大きくなれば、また暗算することも実は可能なんです。
そして、黒板の大きさは訓練によって大きくすることができますが、訓練方法はただ一つ。
「色んなものをたくさん覚えて、その覚えたものを忘れる」こと
厳密にいえば忘れるということはないのですが、どんどん頭のすみに今まで覚えたことを追いやれば覚える領域が増えるんです。
例えばポケモンの名前や特徴たくさん覚えませんでしたか?
そういう過去の覚えたものを忘れるくらいどんどん新しいことを覚えていけばいいんです。
そうすることで黒板の大きさは確実に大きくなります。
おススメの方法は、「寿限無」の一節や、円周率○○桁、百人一首などを声に出しながら覚えることですね。
色々なことを試してぜひ頭の中の黒板を大きくして計算を得意にしましょう!
次回は「初めから計算が苦手だった」人への対処法です。