紅葉狩りでも、イチゴ狩りでもなく、梅狩りに行きました。
勅なれば いともかしこし
鶯の 宿はと問はば いかが答へむ
紀内侍(紀貫之の娘 一節に)
母校の記章が梅でしたので、なんとなく、梅に親近感を感じています。
中学の国語で触れた向田邦子。彼女の随筆集を高校で読み始め、上の歌も、そこで知りました。
親からでも兄からの影響でもなく、自分自身で好きな作家を開拓し、またそこから、川柳・俳句・和歌を知る
きっかけでした。
「
きっかけ」は人の出逢いと同じで、自ら選ぶことはできません。
まことに、摩訶不思議なものですね。