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2020年06月10日
【53】「狂歌」から分かる江戸の歴史! ~秀英iD予備校映像教師ブログ~

そして俳句はこの人 松尾芭蕉!

どうも!社会担当の生川です!
現在、夏期講習の撮影に奮闘中。
撮影あるある」を言いたいところですが
それは、また次の機会ということで。

今日は
江戸時代に流行った「狂歌」を紹介します!

狂歌」とは
しゃれや皮肉を織り交ぜた短歌のこと。


私が一番好きな狂歌は
白河(しらかわ)の 清きに魚(うお)も すみかねて
        もとのにごりの 田沼恋しき

松平定信の寛政の改革があまりにも厳しく
田沼意次の政治の方が居心地がよかったなぁ 

                 という歌。

よくできた狂歌ですよね。
白河」という言葉は
・松平定信が白河藩主であること
・きれいな河(=きれいな政治)
を表現していて

田沼」という言葉は
・田沼意次のわいろ政治
・にごった田や沼
を表現しています。

まじめできれいな政治を
「息苦しい」と思ってしまう庶民の正直さが
ストレートに伝わる狂歌ですね。


次は、幕末のペリー来航に関する狂歌。
泰平の 眠りをさます 上喜撰(じょうきせん)
         たった四杯(しはい)で 夜も眠れず

※上喜撰=宇治の高級緑茶
アメリカの軍人ペリーを乗せた黒船が
浦賀に来航した時の幕府の慌てぶりを皮肉った歌。
四隻の蒸気船が来て、安心して眠れないことを
四杯の上喜撰で、目が冴えて眠れないことと
見事に掛けています。うますぎます…


最後は、明治維新に関する狂歌。
上からは 明治だなどと いふけれど
   治明(おさまるめい)と 下からは読む

当時
薩長にあらざれば人間にあらざる者のごとし
という言葉があったように
極端な藩閥政治が行われていました。

新しい時代が始まっても
高圧的な変革を行う政府に対し
庶民の不満は大きくなってしまいます。
特に、徳川びいきの江戸っ子にとっては
薩長の田舎の侍が好き勝手しているようにしか
見えなかったようです。

「何が維新だ!ふざけんじゃないよ!
あいつらにおさまるめい(治められるもんか)!」
「おさまるめい」は江戸弁ですね。
「てやんでい!」という気持ちで読むとよいです。
はい、座布団一枚あげてください


どれも、ある程度の教養がないと詠めない狂歌
ばかりです。
ただ政府を批判しているだけ、ではないのです。
知識や教養を身につけると
しゃれた言葉や粋な言葉が言えるようになるかも

しれませんね。


では、今日はここまで。


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