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2020年11月20日
【133】オンライン授業のもたらす変化 ~秀英iD予備校映像教師ブログ~

第4文型のポイント!

英語担当の上石田(かみいしだ)です。

以前とある資格をオンライン講座で取得したことがあります。

申し込み後、教材とイヤホンマイク、カメラが入った段ボールが届きます。
パソコンにイヤホンマイクとカメラを接続した後に最初にするのは、
本人の顔、声の登録です。
ログイン時に顔認証が必要となり、これによって
他人が自分になりすますことができないわけです。

カメラの前で講座を視聴し、
ネット上で試験を受けるのですが、
問題の解答の仕方が一番興味深かったです。

動画を見終わったことが認められた後、試験に移るのですが、
カメラで顔認証をされ、解答は『声』です
試験問題は4択やYes/No問題が主でしたが、
音声認証がうまくいかないことも多く、
何度もマイクに向かって『1』や『いいえ』を連呼しました。
一人の部屋に響く『いいえ』はシュールな響きでした。

そういう苦労はあったものの、
何度も見返せることや、一時停止をしてまとめられること、
スライドがまとまっているので板書を待つ時間もなく
さらに好きな時間に見られたのはありがたかったです。

今、新型コロナウイルス禍で、
教育の現場も大きな変化を強いられています。
いつ学校に通えなくなるか分からない状況が
これまで遅れてきた教育におけるICT活用を進めています。

例えばオンラインでのホームルームの実施、
オンライン授業の配信です。

ちなみにイギリスのケンブリッジ大学では、
今年10月から来年9月まで対面授業を行わないそうです。
もしオンライン授業がより認識されますます導入されれば、
時間と場所の概念が変わるので、
もしかしたらこれまでの制約にも変化が訪れるかもしれません。
大学において、定員や履修時間、学校のキャパシティーが
変更される可能性
さえ考えられます。

さらに、単位の取り方にも少なからず変化があるかもしれません。
単位の取り方を考えるにあたって、
履修主義修得主義という言葉があります。

履修主義とは、出席日数に不足がなければ、
成績にかかわらず進級・卒業を認める考え方です。
修得主義とは、教育の目標に照らして、
一定の成績を修めていることを条件として
進級・卒業を認めている考え方です。

今、日本では、義務教育までは履修主義です。
おそらくそれはこれからも変わらないと言われています。
履修主義は、自己管理能力を身に付けるには相応しいからです。
一方、高校以上になると単位を取らないと卒業できない修得主義になります

オンライン授業により、移動の時間が大幅にカットされ、
出席のカウントもチャットのコメントやZOOMの参加を使用し、
授業の資料もPDFをダウンロードするなど、
効率的に時間を使えるようになります。
それによって、学習の成果により焦点を当てる修得主義がより強まり、
『何を学んだか』だけでなく『何ができるか』がさらに重要視されると考えられます。

これほどオンライン授業が普及した時代は当然なかったわけで、
世界中で試行錯誤しながら最適な活用法を模索している期間と言えます。
ただ、昔ながらの黒板授業であれ、オンライン授業であれ、方法が変わっても、
自分の頭の中に目を向けて『自分が何をできるようになっているのか
意識し確認していくことが大切だと思います。



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