皆さんこんにちは。沼津本部校の杉本です


ラマヌジャンという人を知っているでしょうか？
恐らく、知らない人の方が多いのでないかと思います。個人的に好きな数学者で、数々のエピソードがある人物です

彼はインドの南部で生まれて、ヒンドゥー教の宗教教育を受けて育ち、15歳の時に「純粋数学要覧」という本に出会い数学に没頭するようになります。（それまでは全科目成績が悪かったそうです…）

その後奨学金を得て大学に進むも数学にのめりこみ過ぎて他の科目の授業に出席しなくなり、奨学金も打ち切られて途中で退学となりました。

その後は働きながら数学の研究を進めていき、周りの勧めもあってイギリスの数学者に研究結果を送ります。そのうちの一人、ゴドフリー・ハーディ氏に研究を認められ、イギリスへと渡ります。
しかし生活になじむことができず5年でインドへと戻りますが、翌年に32歳の若さで病死しました。


彼はその生涯の中で3900近くの恒等式・方程式を残し、今日ではそのほとんどが正しいと証明されています。



15歳～32歳の中で3900の式……17年でこれなので、1年あたり230個の式を見つけ出す必要があります。2日に1個のペースだと足りない、驚異的な数字です。
これだけでもすごいことですし、もっと長く生きていたらより多くの式を発見していたことでしょう。

そして彼のエピソードの中でもっとも好きなのは、その豊かな発想力の源について問われた時の返答です

『ナマギーリ女神が舌に数式を書いてくれる』

とてもかっこいいセリフです。他の人が言っても何の説得力もないですが、ラマヌジャンだからこそ許されるセリフかなと思います

偉大な数学者ラマヌジャン。彼のような人が今後現れるのか。ひょっとしたらそれは、あなたのことかもしれません…