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2024年02月15日
【受験】2024年度 公立高校入試<数学講評>

こんにちは!睦合校の根本です。神奈川県内では、昨日、公立高校の学力検査が行われました。受験生の皆さん、お疲れ様でした!自分の力を出し切ることはできましたか?そして、厚木高校や大和高校などのトップ高校では、本日、特色検査が行われます。特色検査を受ける受験生の皆さん、もうひと頑張りですね!

さて、昨日のブログで予告した通り、私の担当科目である「数学」についての講評を書きたいと思います。ただし、ここに書くのは秀英予備校としてのオフィシャルな講評ではなく、学生講師として塾教師を始めた1996年から、四半世紀にわたり神奈川県の入試を見てきた根本個人の見解です。予めご了承ください。

今年の数学は、昨年までと比べて問題構成や設問数に若干変更がありましたが、出題傾向として概ね例年通りでした。小問集合の問2が6問になり、逆に、最後の問6は1問減って2問となりました。図形問題を中心に、今年も思考力を問う問題が多く、「相似」「三平方の定理」「関数」と、複数の単元を融合した問題がありました。全体としての難易度は、昨年と同程度の印象です。昨年の講評では、「平均は55点くらいになるのでは?」と予想したところ、結果は53点でした。今年の平均は50~55点くらいになるのではと予想します。

では、もう少し具体的に見ていきます。問2で1問増えましたが、例年より易しい問題が多く、問1、問2では、満点近い得点を取っておきたいところです。続く、問3の(ア)(ⅰ)の証明は選択式ということもあり、解きやすかったと思います。(ⅱ)の角度問題は、解法に気がつかないと時間をムダに費やしてしまう恐れがあるので、見極めが肝心です。(ウ)は、CとDを結び△BCDが正三角形になること、CGとDEが垂直であることに着目できたかどうかです。続く(エ)は、神奈川入試ではあまり出題されたことのない食塩水の問題でした。難易度は高くないのですが、このタイプの問題演習の量が少なく、難しく感じた受験生が多かったのではないでしょうか。さまざまな単元の出てくる問3では、中盤ということもあり、時間をかけ過ぎないこと(いったんとばすこと)が、「数学」攻略のカギです。

続いて後半。問4の関数は例年通りでした。(ウ)は、△CEOと△CGOの面積が等しくなることを利用すれば、解法が見つけやすいですが、計算の手順も多く、難易度としては高めの問題でした。問5の確率も、例年通り大小2つのさいころの問題でした。条件もそこまで複雑ではなく、ここ数年の中では、比較的解きやすかったと思います。
最後に、今年の問6の空間図形は2題構成となり、(ア)も難しく感じたかもしれません。(イ)は、問題文にある展開図とは別の展開図を書いて考える問題でした。相似と三平方の定理の2つの単元を融合した応用問題で、難易度も高めです。正答率は5%程度になるのではと予想します。

受験生の皆さん、どうだったでしょうか? 明日、中3生たちが受験後の授業で校舎に来ますので、感想を直接聞いてみたいと思います。

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