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2021年06月02日
「考えて」問題を解く
こんにちは。中学受験クラス担当の青木です。
気がついたら、6月になっていました。
2021年も半分終わってしまったんですね。
夏になっていくので、受験生の方はここからが勝負ですね!
もちろん、受験クラスのみんなにも「燃える夏」にしてもらいます!
私は国語の授業を担当していますが、国語の問題で子どもたちが一番苦戦するのが、やはり記述問題です。
何かを覚えていれば解ける問題ではないので、解くための工程をしっかりと身に着けておかなければ大変です。
それを授業の中で伝えているのですが、この間の授業で感じたのが
「考えて」解いている子とそうでない子で正答率にとても差がでるということです。
問題を解くときに考えていない子はいないのでは?と感じた方もいると思います。
ここでの「考える」とは必要な解答を作り上げるためには、何をやるべきなのかということを自分の中で整理してから問題に臨むということです。
例えば、傍線①のこのときのA君の気持ちを30字以内で答えてくださいという問題があったとします。
しっかりとした答えが書ける人は
・答えるためには文章のどこを見るべきなのか
・傍線部で聞かれていることはどういったことを言いたいのか
・気持ちの問題で注意すべきことは何なのか
といったことを事前に自分の中にまとめ上げてから問題に取り掛かります。
逆に上手くいかないひとは、問題の内容を軽く確認するだけでいきなり文章中から答えを探そうとします。
初めに解答作成の方針を定めていないので空中分解しやすいです。
何故この答えになったかを聞いてみると重要な条件を見逃していたり
聞かれていることの理解が曖昧だったりすることが多いです。
記述問題で大事なのは、設問に対する事前準備の深さです。
何を準備すべきかよく「考えて」から問題を解くようにすると
最初の方は上手くいかなくても記述問題を解く技術は身についていきます。
国語の文章題が苦手・・・という人は意識してみてください。
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