浜松本部校・大学受験部 浜松校 校舎ブログ

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  • 集団授業 中受クラス

2023年12月01日
望郷太郎

こんにちは。

つい一か月前まで「暑い暑い」と言っていたのに, 気づけばすっかり冷え込んでしまいました。
小中学校ではインフルエンザが大流行しているようです。
年の瀬を病気で過ごさないように, 体調には気を付けて過ごしていただきたいと思います。

さて, タイトルにも書きましたが「望郷太郎」とは講談社刊「週刊モーニング」という雑誌で連載中の漫画のタイトルです。
著・山田芳裕先生です。

話としては,
・主人公が中東のイラクで世界的な大寒波から生き延びるために人工冬眠を試みるも, 愛する妻子は人工冬眠に失敗, 500年後の世界で主人公だけ目を覚ます。
・世界は荒廃(こうはい)しており, 生きる希望を失っていた主人公だったが, 故郷の日本を一目見たいと陸路を進んでいく・・・。
というものです。

作中, 主人公が道中で出会った「パル」という人物の故郷(キルギス共和国周辺)を訪れた際に, 『ポトラッチ』と呼ばれるプレゼントの贈り合いの儀のようなものに立ち会う場面があります。

現代のプレゼント交換とはまったく違う意味を持つ儀礼で, 重要なのは「自分が他者よりも上だと言えるものを示す」ということです。
思いやりの心などは毛程も感じられません。

『ポトラッチ』における「自分が他者よりも上だと言えるものを示す」ための最重要アイテムが『マー』である, と主人公は作中で述べています。

『マー』とは現代の『おカネ』のことです。

『ポトラッチ』において, 他者よりも多くの『マー』を得るために手段を選ばない, 率直に言って醜い人間の姿が見えたのが非常に印象深かったです。

現代でも, 『おカネ』は大事なものですし, 人間の物欲を満たすために最も必要なものとも考えられますね。

ちなみに, 秀英の中学受験クラスでも
『おカネ』は現代社会において何かしらの商品やサービスと交換するうえで不可欠なもので, 幸福に生きるためには切り捨てられないものだ, という文章を読んでいます。

長くなりましたが, 生きるために『おカネ』が必要なことは言うまでもないですし, 「生きること」が「働くこと」であり「おカネを稼ぐこと」であることは私も否定するつもりはありません。

では, たった今小・中・高校生で, 労働(=おカネを稼ぐ)をしていないみなさんがおカネを得るためにできる一番の投資は何なのでしょうか。

それが, 「学ぶこと」「知識を得ること」です。

詳しくは『望郷太郎』を読んでいただきたいと思いますが, 結論「知識があるもの」が便利かつ自分にとって都合の良い制度をつくって, 大量の『マー』を得ています。

世の識者も口酸っぱく言っていますが, 「世の中が大きく変わったとしても, 生き残るのは変化に耐えうる知識を持つ者だ」ということです。

知識によるリターンは無限大です。貪欲に生きていきましょうね。

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