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2022年08月11日
模試と定期テストの違い
皆様、こんにちは。
大学受験部四日市校英語科の冨岡です。
今回は「定期テストと模試の違い」についてお伝えします。
前提として定期テストと模試は、どちらも習ったことを自分の実力として定着させるために利用するものです。しかし問われる力が違うため、「定期テストでは得点できるが模試になると得点できない」と相談してくださる生徒さんも多いです。
まず定期テストでは、学校で習った限定的な範囲についての理解や知識が問われます。一方で模試が問うのは、中学校から今まで習ってきた全範囲についての理解や知識です。つまり、定期テストはいわゆる丸暗記さえできれば得点できるのに対し、模試では知識の暗記はもちろん、その広範囲な知識を複数組み合わせて使うなどの応用力まで試されるので、直前の丸暗記では到底太刀打ちできません。
大学受験において、推薦入試で大学合格を目指すのでなければ、定期テストの点数自体は重要ではありませんが、模試で得点できなければ大学合格は難しいです。つまり、定期テストの点数に一喜一憂せず、むしろ定期テストを活用して模試でも得点できるようにする、というのが正しい定期テストの使い方だと考えています。そのために定期テストで心がけたいことは、知識の暗記はもちろん必要ですが、丸暗記で乗り切るのではなく理解や解答に至るプロセスも意識することです。そして、模試でしっかり得点するためには毎日の学習が不可欠です。具体的な学習方法は、学校や秀英予備校の授業内容はもちろん、既に受けた模試や定期テストを十分に復習したり、授業を受ける際に後から見直して「理解」できるようにメモをとったり、暗記した知識を使えるようにアウトプットの練習をしたり、枚挙にいとまがありません。こういった学習方法については、授業内外を問わず日々生徒さんに直接お伝えしております。
定期テストや模試について正しく理解し、どちらも大学合格のためにご活用いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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