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2022年07月22日
教科別勉強法と秀英の授業 化学編
皆様、こんにちは。
化学・数学講師の山中和彦です。
「教科別勉強法と秀英の授業」の最終回「化学編」をお送りします。
秀英では、文系理系が決まった高2から、化学の授業を開始いたします。高2生の保護者様はもちろん、高1生の保護者様も、とくにお子様が理系に進む予定でいらっしゃる場合は是非お読みいただきたい内容となります。
高校化学は、「暗記」と「計算」の2本柱からなっております。
まずは、「暗記」についてです。
高校化学で新しく出てくる理論や化学用語を覚えることになりますが、理論や化学用語だけを覚えようとしてもなかなか覚えられません。
特に化学変化は目に見えない現象が多いので、理論をイメージしながら理解することが非常に大切になります。
実際に図を書いたりしながら、視覚も使って理解するのが良いです。
また化学反応式は非常に量が多く、すべてを覚えることは不可能に近いです。
しかし、実は覚えるべき化学反応式は少なく、理論を理解していれば自分で作ることが出来ます。
その点でも理論を理解することが非常に大事であるといえます。
次に「計算」についてです。
化学の計算の公式は、数学や物理と異なり、実験結果から考察された式なので、自分自身で作ることが出来ないものが多いです。
そのため、公式に単純に数字を当てはめる問題を演習することから始めて、公式を覚える必要があります。
また計算の式を立てる際には、「単位(特に物質量(mol)」を意識するようにしましょう。
例えばモル濃度(mol/L)に体積(L)をかけると、物質量(mol)になるから、この値を掛けるという風に意識することで、計算の立式でのミスが減少します。
秀英の化学の講座では、問題演習などを通して、上記の2点を意識できるようにしています。
また定着を図るために「授業の復習を徹底して行う」ことを受講生の皆様にはお願いしています。
問題集には、難しすぎる問題や考え方が特殊な問題を含まれており、そのような問題に時間を使ってしまうことは、非効率な勉強になりかねません。
まずは授業を通じて内容の本質を理解することが何よりも大事であり、勉強の効率化につながります。
化学で困っているようでしたら、本科授業や講習で化学の授業の受講をご検討していただければと思います。
ぜひ秀英予備校の授業をご利用いただき、効率よく的確な勉強を行っていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は「定期テストと模試の違い」を8月中旬にお送りいたします。また是非お読みください。
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