皆様、こんにちは。
大学受験部四日市校、数学担当の吉田です。

今回は「入試に成功しやすい生徒の典型例」についてお話し致します。

これまで多くの受験生を指導してきましたが、大学入試で成功した受験生の多くに共通することとして、
① 具体的な目標を掲げられている
② 根気強く勉強に取り組めている
③ 様々な考え方を吸収できている
の3つが挙げられます。

まず①ですが、ただ漠然と志望校合格ではなく、
例えば「今月中に単語帳の500番までを何周して、その範囲での単語テスト正解率90％をクリアする」、
「この冬休みに苦手な数学Ａの場合の数と確率の重要例題を復習して、次の実力テストや模試につなげる」といったような、
より具体的な目標を設定して、1つずつクリアしていくような感じです。
高3になると定期的に模試がありますが、着実に成績を上げられている受験生は、次回の模試までの目標を設定して、
それがどれくらい達成できたかをしっかり把握できているように思います。

次に②ですが、新しいことを学び、それを身につけて自分で使いこなせるようになるには、やはり時間と労力が必要です。
なかなか思うように勉強がはかどらず、頻繁に勉強方法や問題集を変えてしまう受験生が多いですが、
それで振り出しに戻ってしまっては、そこまでに頑張ってきたことが台無しになってしまいます。
目の前の結果がどうしても気になり、即効性のありそうな勉強法があるように錯覚しまいがちですが、
あれこれ手を出さずに、一度決めたものを信じて徹底的にやっていって欲しいと思います。

最後に③ですが、授業中に予習でできている内容や、分かっている内容になると、集中力を切らしてしまう生徒を見かけます。
最終的な答えが正解していても、自分とは異なる考え方や他の解法など、ぜひ身につけて欲しいことがありますが、
それらを聞き逃してしまえば、さらにレベルアップできるせっかくのチャンスをみすみす逃してしまいます。
常に新しいことを吸収しようという姿勢を持ち合わせている生徒の多くは、行き詰ったときに他の人のアドバイスに耳を傾け、
それを自分で一度考えた上でうまく取捨選択ができているように思います。

ぜひ勉強への取り組みの参考として、成績向上のきっかけにしてください。