白子駅前校 校舎ブログ

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  • 集団授業

2022年06月02日
memento mori

世の中は不平等や不条理で溢れています。昨年「親ガチャ」という言葉が流行語大賞にノミネートされたことは記憶に新しいですが、確かに自分の家庭環境や容姿・能力、病気や障害の有無、さらには周囲の環境や生まれた国に至るまで、そもそも人は生まれた瞬間から平等ではありません。個性が尊重される時代とはいえ、現実には社会へ出れば常に厳しい競争にさらされ、生き残れない者や変化に適応できない者は容赦なく淘汰されていきます。親はそれがわかっているからこそ、わが子には厳しい時代を強く生きてほしいと願い、少しでも良い教育を受けさせようとするのかもしれません。

そんな中で、万人に平等な数少ないものの1つが「死」です。タブーとされがちであり表立って話す機会はなかなかありませんが、日本はすでに「高齢社会」を超えて「多死社会」へ向かっており、身近な人の死に触れる機会は今後ますます増えていきます。街中で霊柩車を見かけることは珍しくなりましたが、実際には生まれる人より亡くなる人の方が多いのです。

死にもいろいろありますが、中でも痛ましいのが自ら命を絶ってしまうケースです。釈迦の教えに「一切皆苦」とあるように、「生きることとは苦しむことである」という考え方も一理あるのかもしれません。老若男女問わず、消去法的に生を選択されている方は一定数いるのではないでしょうか。「いっそ消えて楽になりたい、でもそこまでする勇気もないので、仕方なく惰性で生きている」――そんな状態です。そういえば、Mr.Children「未来」の歌詞にもこんな一節があります。

「生きてる理由なんてない だけど死にたくもない こうして今日をやり過ごしてる」

もし誰にも迷惑をかけることなく、痛みもなく確実に命を絶つ方法が、合法的に手に入ったとしたら。
それでもあなたは、生きたいですか?

タイトルの「memento mori」とは、「いずれ自分に訪れる死を忘れてはならない」というニュアンスのラテン語です。人生が思い通りにいかないように、終わりもまた唐突であっけないものかもしれません。Appleの故スティーブ・ジョブズは、「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私はやりたいだろうか?」と30年間毎日、鏡の前で自問自答していたそうです。ここまでストイックになるのはなかなか難しいですが、ふとした瞬間に想いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。

学生の皆さんは、成績や受験、将来の進路、部活や人間関係など、日々たくさんの悩みを抱えながら生きていると思います。1人ではどうすることもできないと感じた時は、心を閉ざしてしまう前に、頼れそうな人にこっそり相談してみてください。私たちでよければ、とことん付き合います。

そして最後に、これだけは言えます。勉強は、自分の未来を切り開くための手段です。早くから本気で始めるほど、間違いなく可能性は広がります。しかし、成果を出すためには地味で地道な(そして膨大な)日々の積み重ねが不可欠であり、ゆえに多くの人が1人では挫折してしまいます。だからこそ塾が、秀英があるのです。まずは少しだけ、一緒に頑張ってみませんか?

ここまで読んでくれたあなたへ、ありがとうございました。
今日という日が、どうか良いものになりますように。

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