充電期間をいただきまして
再開です。
『奈々子の部屋』 第5回、第6回は
進路選択特集です。
夏休みが終わると、高校1年生
には、文理選択という一大イベント
が待っています。
やりたいことが文系なのか
理系なのか、自分に向いている
のか向いていないのか
身近な人の進路選択を少し
聞いてみたいと思います。
本日は、理系進路の中でよく
希望者の多い学科 機械工学科で
勉強をしている講師で、石川 優也(いしかわ ゆうや)
さんをお迎えします。どうぞお入りください。
天:石川さんは、生徒からも、「石川先生の
ことを知りたいと」いう声があがっていました。
中学時代のことからまず教えてください。
石川(以下 石):
中学のときはサッカー部に入ってました。ポジションはハーフやトップ下をやったりしてましたが、本職はサイドバックでした。やることはやっていましたが、遊ぶことも一生懸命楽しむので、よく親には怒られていました(笑)
天:ハハ(笑)、なんだかPAS生にも似たような子がいるので
親近感を持つ生徒もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
高校受験期はどのくらい学習したんですか。
石:
僕は、塾には通っていなかったので、秀英の生徒たちとは、異なる点も多いかもしれませんが、実際にテスト受ける時間帯だいたい午前9時から夕方4時ごろまでは必ず頭を働かせるようにして、学校から配布される教材を隅々までやっていました。夕飯後は夜更かしはせずにだいたい夜の11時くらいまで取りくんでいました。
天:うまく時間をつかって集中して取り組んだのですね。PASで勉強する生徒のなかには、なかなか得意科目がなくて勉強にやる気が出にくいという悩みを持つ生徒もいるのですが、何かアドバイスはありますか。
石:
得意科目がない場合は、「得意なものをつくる」これに限ります。5教科全部をはじめから得意にするのは難しいので2科目くらいを目標に「自分はこの科目は誰にも負けない」と自己暗示をかけるのです。そうすると、よくない点数をとったときに、悔しい気持ちになるのでできるまであきらめないという気持ちになると思います。
天:「自己暗示」ですか。とても面白い発想です。
夏休みが過ぎると、高校1年生の生徒は大学
進学を目指すにあたり、文理選択をせまられる
のですが、石川さんはどのように現在の道を
決められたのですか。
石:
僕は、まず大前提に大学進学を目指す上で自分自身が勝負できる科目が理科や数学ではないかなと考えました。また数学や理科の知識を用いた研究は何かなというときに、もともと興味のあった車や飛行機の仕組みについて学ぶのも面白いと考えたので機械工学」を選択することになりました。
天:とてもわかりやすいです。工学部の機械工学科はモノづくり
に興味のある生徒たちにも人気の学科だと思いますが
ここを目指していくうえでどんな勉強が必要でしょうか。
石:
大学進学において、まず、必ずできていないと困るのが英語です。これは文系、理系問わず必要な科目となります。また、大学に入学してからは講義を理解するためには、数学や物理の知識の土台が備わっていないと難しいと思います。特に物理分野について、中学と高校ではだいぶ異なるので最初は戸惑うかもしれません。今、理科が得意だからといっても、高校で習うことがらも分量も多いので、しっかりと頑張らないとすぐおいていかれます。
天:これから高校進学や大学進学を目指していくうえで
石川さんが考えるおすすめの学習方法についても
教えてください。
石:
テストや模試の直後の復習です。自分の弱点がすぐ分析できますし、テストを受けているときは非常に集中して解いているので、直後の復習は、頭に入りやすいと思います。
「テストは生もの」
ですから、賞味期限のあるうちに消化しましょう。
天:「テストは生もの」とても面白い考えですね。
現在は、大学2回生ですから、まだ専門分野の授業は
少ないと思いますが、どんな講義があるのですか。
石:
今は、まんべんなくいろんな科目を学んでいます
が材料力学 液体力学といった講義もあり、これか
ら研究室を決めていくことになります。
天: 文系の天花寺にはなじみのない学問ですが(笑)
なんだか面白そうです。
それでは最後に生徒にむけての応援メッセージ「秀エール」
をお願いします。
石:
今夏は暑くて、
毎日勉強していくのも余計に辛いと感じるかもしれません。
例えば、苦手を克服しないとどうなるか、
そのツケはまた新たな受験のときに必ずやってきます。
辛い時期かもしれませんが、苦手を克服していき
ましょう。努力して入った志望校ではとても楽し
いことが待っていますよ。一緒に頑張りましょう。
ありがとうございました。
今回のインタビューを通じ、石川さんが
言葉の魔術師であることが
わかりました(笑)。
「誰にも負けたくないという自己暗示」
「テストは生もの」 とても面白く的を得ている表現だなと思いました。
様々な受験指導を私も行っていく中で生徒のメンタル面の指導も非常に大事な部分を占めていると年数を重ねるごとに思うようになりました。
「模試をやったら解き直しをしよう復習しな」
というよりも、「テストは生もの」
こんなふうに考えて生徒にイメージ
してもらうのはぜひ私が参考にしたい
と思いました。 ありがとうございました。
さて、次回のお客様は進路選択
特集第2弾 大学のプログラムには
面白いものがたくさんあります。
地元三重大学では、入学時に
TOEICのテストがあるのですが
その点数に応じて単位取得+
英国留学のプログラムに
参加できるというものがあるそうです。
次回はそんな経験をした 齊藤 紡生(さいとう
つむぎ)さんをお迎えします。
乞うご期待。
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