こんにちは、講師の佐藤です。

突然ですが皆さんは最も重要な科目って何だと思いますか？
私は数学だと考えます。
しかし、この手の答えに対してよく出る反対意見が
「数学なんぞ将来に使わないではないか」というものです。

私はそれは一部理解できます。というのは、微分積分、ベクトル、
数列、例として様々あげましたが、一部の職業に就かぬ限り
確かに使うことはないだろうと思います。

ではなぜ数学をここまで重要だというのでしょうか。
先程の反対意見に対して簡潔によく答えられているなと感じるコメントが
YouTubeのコメント欄にありましたので引用します。
「数学を学んでいるのではなく、数学で学んでいる」

以下は私の解釈です。
まず、教育で得られる最も重要なものとして論理があると思います。
ここで数学とは「数字を媒介とした論理の積み重ねである」と私は考えます。
誤解してほしくないのは、数学は論理の学問だから最重要事項なのかと思われることです。
確かにその通りなのですが他教科でも論理は学べます。
では何が数学を最重要事項たらしめているか、それは媒介物が純粋な数字であることです。
論理を学ぼうと他教科を相手にすると大抵、媒介物の相手は言葉です。
言葉は純粋じゃありません。さまざまな意味を持ちます。
私が思うにそんな難しい言葉を使う社会に出るからこそ無駄なことを
一切考えない論理の究極形である数学をまずやろうといっているのです。
これが「数学で学ぶ」の意味です。

私は以上の理由から数学は社会に必要だと思っていますし、
入試においても文理関係なく、数学が勝負になることは珍しくありません。
みなさん、是非とも数学を学んでみましょう！