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2023年06月26日
桑園小前だより【146】問題集と参考書
こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。
本日、高校2年生の生徒からこんな相談がありました。
「英語の参考書を購入しようと思っているが、この本はどうだろうか?」
見せられたのはアマゾンの商品紹介ページ。
長年英語の問題集や参考書を出版してきた旺文社さんの本でした。
きっと内容も分かりやすく丁寧に作られていることでしょう。
ここで私はその生徒さんに一つ問いかけをしてみました。
「参考書と問題集、何が違うと思う?」
皆さんはどう思いますか?
どちらも似たようなものに思えます。
しかし両者は別物なのです。
参考書とは「問題の解き方を調べるための本」であり、
問題集とは「問題を反復練習するための本」です。
つまり、参考書とは「よく出る問題の解き方辞典」なんです。
高校数学でお世話になっている人も多いでしょう「チャート式」も参考書です。
対して学校のワークとして持たされる「4STEP」なんかは問題集です。
参考書をうまく使う人は
問題集に取り組みながら、解き方のわからない問題に出会ったとき、参考書で似たような問題を探し、【解き方】を真似しています。
この真似をするというのが、勉強のミソです。
誰も「オリジナルの解き方を一から考え出せ」とは言っていません。
「これまでの先人たちが積み上げてきた解法を使えるようになればそれでいい」んです。
そうして積み上げてきた歴史を短期間で身に着けることで、我々はさらなる歴史を積み重ねることが出来ます。
次回はこれに関連して「私が紙辞書を使う理由」をお話したいと思います。
インターネットが普及したこの現代において、紙辞書を使う意義はあるのでしょうか?
次回もお楽しみに!
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