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2023年07月06日
桑園小前だより【156】まず動かしてみる

こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。

皆さんは問題を解いているとき、手は動いていますか?

一度、意識してみてください。
もしかすると、手を動かすより問題文を眺めている時間の方が長い時があるかもしれません。

私が多くの生徒を見てきて思うこととして、難しい問題に当たったときの対応は大きく2パターンに分かれるということがあります。

一つが「手を止めて、問題文をじっと見つめる」こと。
もう一つが「とにかく思い付きでもいいから問題用紙に書き込みをする」こと。

皆さんはどちらの方が、問題を解けるようになると思いますか?


2021年に東京大学から面白い研究データが発表されました。
それが
酒井 邦嘉「【研究発表】紙の手帳の脳科学的効用について ~使用するメディアによって記憶力や脳活動に差~」(https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/files/20210319sakaikunisobun01.pdf
です。

この発表では紙とタブレットとスマートフォン、この3つのうち、どれが最も記憶に残りやすく、脳の活動を高めるのか比較調査しています。

これによると紙に記入したグループが最も記憶に残りやすく、また思い出しやすい、という結果が得られています。

この研究ではどの媒体を用いて「手を動かしたら」記憶の定着や呼び出しに効果があるのか、ということを調べていますが、
裏を返すと、「手を動かすことは記憶の定着や呼び出しに効果がある」ということが出来ます。

このことから難しい問題に直面したときに取った方がいい行動は「とにかく思い付きでもいいから問題用紙に書き込みをする」と言ってもよいでしょう。

問題をじっと見つめているだけでは、アイディアは降ってきません。
自分から試行錯誤してつかみにいった人がアイディアを手に入れることが出来るのです。

何度書き直したっていいんです。
時間がかかったっていいんです。

本番でしっかりと点数を取れるようになるならば、普段の練習ではたくさん悩んで書きまくっていきましょう!

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