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2023年07月05日
桑園小前だより【155】「教える」ということ
こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。
前回、わからない問題にぶつかったとき、「考えさせてくれる」人に教えてもらうのが良いと言いました。
その理由についてご紹介します。
心理学では、人の発達や教育に関しても研究されています。
その中にソ連の心理学者ヴィゴツキーという人物がいます。
大学で教育学を履修している人であれば、一度は触れたことがあると思います。
彼は社会文化を心理学の面から研究していました。
その中で提唱している仮説が以下の3つです。
①人間の行動を理解するためには、何かものが始まるとき(発生)の起源からの変化をとらえる必要がある。
②人間が何かを考えるという活動は自分と関わる人と共に行うことから始まり、最終的に自分の内側で行う活動になる。
③人間のような複雑高度な思考というものは道具・記号(言語など)によって表現されて成立する。
これらを人間の発達にまとめたものが
「発達の最近接領域」というものです。
この発達の最近接領域とは、「人間が成長する上で手助けをすべき範囲は何か」ということを説明しています。
人間が成長するためには
「有能な他者と一緒に活動し」そこで得た考え方を
「みずからのものとして吸収」し、最終的に自分の内側にある思考を
「他者に表現」していく必要があると述べています。
ここで重要なのは答えを明示されることではなく、答えへのヒントを与えられて、自らの力で手に入れることです。
答えばかり与えていても、成長にはつながりませんし、一切ヒントがなくても、糧とするものがなく、成長につながりません。
桑園小前校は
映像授業を用いた個別指導・1:2の個別指導の二つの個別指導を実施しています。
個別指導だからこそ、
生徒ひとりひとりに適したヒントを与えることが出来るのです。
「どうやって成長していったらいいかわからない。。。」
という人は、ぜひ
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